小さなお茶会

最近↓を読み返してみたりしている。

小さなお茶会 完全版(1)

小さなお茶会 完全版(1)

これは「花とゆめ」にガッツリはまっている頃、リアルタイムで読んでたけど、
当時はその価値をたいして理解していなかったような気がする。
その頃は、動物やらSFやらサスペンスやらを描いた他作品に夢中だった。
日常なんていらん!紙面で繰り広げられる非日常の刺激に飢えていたのだ。(←アホ)


「日々の生活に、メルヘンやロマンや孤独や幸福を見いだす」
今では結構当たり前に用いられることを、この作品は20年以上前に既に語っていた。
時を経たら、誰でも自然にこんな心豊かな人(猫だが)になれると思っていた自分は
なんて浅はかだったのだろうと思う。
そういう人になるには、日々、心や感受性、幸せを見つける視点を磨いていかなければ
ならなかったのだなあ。今からでは、ちと遅すぎか(泣)。(クーラン)