「新・個人教授」70年代に少年時代を過ごした人間のエロ

vanda182008-07-03

今のようにエロが様々な流通経路で入手できる時代ではなかった70年代
の話。
漫画では永井豪先生の「あばしり一家」でエロを垣間見ることは出来た。
それはそれで素晴らしかったのだが、当時の私は『今、そこに存在する
現実の女性を記録した媒体』つまり写真や映像に執着していた。


しかし、雑誌は…中綴じのそれを手にしただけで、書店のオヤジの眼が(又は同級生に遭遇
しないか)気になって逃げ出してしまい鑑賞困難(小心者)。


映画館にひとりで行くことは低学年で絶対無理。


12チャンネルの「独占!おとなの時間」は深夜の放送で起きてられない。


同じく12チャンネルの「金曜スペシャル」ヌーディスト・ビーチへの潜入の回は、
父親が「ゴールデン洋画劇場」でスティーブ・マックイーンの映画を観てたからみれない。


そうなると、エロとの遭遇のチャンスは、土曜の昼下がり、両親が買物にいって不在時に
偶然TVで放送されるヨーロピアン・エロ映画との出合いのみだった。
(70年代、アメリカ映画はエロの雰囲気を醸し出す作品というのは意外になかった。
「パラダイス」とかは80年代はいってからだし…。)


なので、そんな状況下で出合った作品というのは、ことさら思い入れが強い。


そんな一本が「新・個人教授(主演:ナタリー・ドロン)」。
当時、シルビア・クリステルと双璧をなす「その手の女優(と勝手に思っていた)」
ナタリー・ドロンがタイトルどおりのコトを少年に施す映画。
これは、ただ裸がでてくるより映画より、確実にエロでした。
しかも吹替えが池田昌子さん(「銀河鉄道999」のメーテル)であり(多分)、
その声(そして演技)の艶っぽさが、作品をさらに濃厚なものとしていました。
今、観るとどう感じるんでしょうねー。
エロという興味でしか当時観てなかったから、ちゃんと映画としての出来を
確認する意味でも、もう一度観てみたい。


などど、徒然なるままに想ったのは、ふとネットで調べたら、ナタリー・ドロンって出演作
少ないんですね。
にもかかわらず、写真集とかででたりしたので、色々考えてしまった訳。(○)