雨なのに

休日。この日は「午前10時の映画祭」に参加。とは言っても、今回は夕方6時にも上映されていたのでそちらで観ることに(笑)。
早起きしなくて済むので良かったと思っていたら、朝から雨で出かける際も降っていた。車で行くつもりだったが、
歩けそうだからとのオットの強い希望で、土壇場で電車に変更になった。チッ!


映画鑑賞後、たまたまクーポンを貰ったので、またまた「KUA`AINA」に入る。
ということで今日の夕飯

照り焼きチキンサンド、ターキーサンド、アボカドサラダ、ナゲット。二人ともビールできめる。ナゲットはクーポン(笑)。


今回観た映画は「フレンチ・コネクション」(監督:ウィリアム・フリードキン 出演:ジーン・ハックマン ロイ・シャイダー
フェルナンド・レイ)。
マルセイユからニューヨークへ大量密輸されるヘロインを追って、麻薬課の敏腕刑事「ポパイ」ことドイルと相棒の「クラウディ」
ことルッソが活躍するポリス・アクションの傑作。


ううう、面白かった! 1971年の作品なのだが、時代や映画の変革の波が如実に表れている作品だと思う。
ジーン・ハックマン演じるポパイのボーダーラインスレスレの危険な捜査が描かれる。
荒くれ刑事の捜査はかなりあくどいが、舞台となる街や人の文化・風俗にまだ60年代の雰囲気が漂っているせいか、下品に感じない。
しかし、事件が解決しないまま唐突に終わるラストの後味の悪さは、まさしくニューシネマそのものだ。そして、あまりにも男臭い
刑事達の面構えも70年代ならではと感じる。その中でクールな相棒を演じるロイ・シャイダーが異彩を放っていて、かっちょいい。
まるで猟犬のようなポパイのノンストップな追跡は、手持ちカメラで撮られているが、昨今のブレブレなアングルではないので、
画面に集中してのめりこめる。ゴミだらけの当時のニューヨークがかっちょよく美しく画面に収められていて陶然とした。
先週見た「ダーティーハリー」と同じ年に作られているのも興味深い。一方は勧善懲悪。もう片方はリアリズム重視の作品だが、
どちらも70年代を代表する作品となってるのが面白い。

久しぶりに毛が生えてるジーン・ハックマンを見た(笑)。(クーラン)