第二回箱根旅行ニ日目 その三

ホテルを後にしバスで移動、「畑宿」で降りる。すぐ近くの「寄木細工」のお店に立ち寄った。
素敵な品は色々あったのだが、なかなかこれといった逸品にはめぐりあえず。
ところで、このお店になんと寄木細工でつくった「五重塔」があった。
あまりにも素晴らしい仕事なので、お店の人に許可を頂いて写真撮影。
う〜ん!すごい!なんちゅう細かさだ!
これを見ただけでも立ち寄った甲斐があったわ。


寄木細工店を後にし、いよいよ本日のメインイベント。それはこちら↓

箱根旧街道補完計画!」(なんのこっちゃ?) 畑宿〜箱根関所の散策コースを歩いちゃうぞ!
所要時間はガイドブックで約二時間。オットのたっての希望で計画したが足腰弱ってる中年が大丈夫?

心配をよそに張り切って足を踏み入れる。まずはいきなり「畑宿一里塚」がお目見え。
現存する本物の一里塚で希少なものだそう。なにやらこんもりしていて結構デカい(笑)。

「旧街道」といえば石畳だそうだが、「石畳」というよりむしろ「岩」!
なんじゃこりゃ!かなり歩きづらいです。昔の人はこれを草鞋で歩いてたんだからすごいよ。
これから歩かれる皆さんは絶対にスニーカーで臨むこと!

道歩きにくいし、登りだしで、ほとんど登山状態。
でも森林浴はたっぷり出来ます。マイナスイオン浴びてなきゃ、きっついわ。


ところが、しばらく歩くうち旧街道が途切れ、一旦普通の国道に出る。
車がびゅんびゅん通る脇をしばらく歩いていたが、段々と心細くなり、おそらく同じ目的で
先を歩いているであろう、3人のおばさま軍団にルートの確認をする。
おばさま方も道は分かっていなかった。それなのに「これしかありえない!」と先をズンズン歩く姿に、
勇気付けられる。やはりおばさま方は人類に啓示を与えてくれる存在なんだと強く感じた瞬間。

そうこうしているうちに旧街道に復帰。「猿滑坂」到着。猿も滑るほどの急な坂で難所らしい。
やはり道はあっていた。おばさま方にその旨お知らせして、一旦別れる。
この後は、ひたすら険しい道のりが続く。続く続くよ石畳が。
最初は「風情がある」とか言っていたが、こうも続くとゲンナリ
ぜいぜい。もはや口を利くことも、写真を撮る余裕もなし(泣)。