東北旅行一日目 その五
不忘閣にはなんと6ヶ所もお風呂があり、加温・加水なしの源泉掛け流しになってます。
内旧館には4ヶ所。まずはそちらから、ご紹介。
「御殿湯」。慶長11年、伊達政宗入湯に際し、殿様専用の木造浴槽として建築された。
大小2つの風呂があり、時間帯によって男女入替えになる。ちなみにカランとシャワーが付いているのは(つまり洗い場は)
この御殿湯(大小)だけ。
お次はコチラ↓
「亥之輔の湯」。一番新しいお風呂。貸切風呂だけど、空いていれば自由に入れます。半露天風呂といったところ。
気持ちいいけど、一人で楽しむ広さかな。
そして、不忘閣を代表するコチラ↓
「大湯」。1546年、伊達藩主の御殿湯として建設される。以降、青根温泉のシンボルとして人気の共同浴場だったが、
2006年一旦閉鎖。その後、2年の工期を経て再開された(現在は宿泊者のみ入浴可)。
450年以上前から使用されているという石組みの湯船は、当時の石工が蔵王山中の転石を用いて、セメント等を使用せず
組み合わせた驚異の技術力の結晶。建物には一切釘を使用せず、木材は青森ヒバ。
デカ!ていうか広〜!!全長何メートルだろ? まるでプールのようなお風呂。
男女入替え制だけど、貸切状態の時も多い。なんて贅沢な・・・・。泳げるよ、マジで。
ここからは、新館の2ヶ所をご紹介。この2つは貸切風呂。
フロント前に置かれている木札が残っていれば空いている合図。木札を持って貸切風呂へ。
まずはコチラ↓
「新湯」。名前とは裏腹に、宿に現存するお風呂の中で最も歴史のある湯船。
伊達政宗も同じ湯船に浸かっていたという。なんとゆう浪漫。
そんなに広くはないが、石組みの湯船の底には木の板が敷かれていて、じっくりと入れる。
夜に入ったせいか、ものすごく落ち着いた心地になった。
最後は、不忘閣目玉?の貸切風呂「蔵湯浴司」
比較的最近作られた浴室で、建物奥に並ぶ蔵のひとつを改造して湯殿に仕立てたという珍しいお風呂なのだそう。
夜なので暗いけど、まさしく蔵群が出現するアプローチ。
一番奥の蔵に辿り着くと、「蔵湯」の札が。そして中に入ると
ヒノキ造りの浴槽だけがドン!と鎮座する大胆な光景が・・・。5.6人は余裕で入れそうな大きな湯船。
天井も高くモダンな湯殿。これを貸切に出来るという幸せを噛みしめて、お湯を楽しむ。
以上、不忘閣のお風呂の紹介でした!
ちなみに、旧館内には、お休み処があります。
歴史ある調度品が飾られている。
そしてなんと自由にいただける、日本酒・コーヒー・お茶・菓子類・味噌田楽などが用意されているのだ!
もちろん風呂上りにキュ〜ッと頂きましたよ、日本酒を。しかも銘酒「蔵王」。味噌田楽をツマミにしてね(笑)。
充分温泉を楽しんで、旅行一日目は終了〜!