韓国映画「301 302」ハリウッドでリメイク決定

ということらしい。↓
http://woman.excite.co.jp/cinema/news/20090509/Variety_20090509004.html


非常に驚いたとともに感慨深いものがあった。
実は本作は、私が生まれて初めて劇場で観た長編韓国映画なのだ。
「シュリ」が日本で公開される以前の話である。
当然、ヨン様人気の影も形も無かった頃。


たまたまある映画館で本作の予告編を観て、面白そうだったので観にいった。
予告とチラシ以外はなんの予備知識もなく観にいったのだが、これがもう、とにかくスゴイ作品。
内容は↑のニュースに書かれている部分から始まるが、最初の印象は、当時としては、
画面が物凄くスタイリッシュで、それまでの自分の固定概念を打ち砕く画作り。
そして、内容と演出があまりにもショッキングかつ奥が深いもので、大変な衝撃を受けた。
その突き抜けた表現は、当時の日本ですら無かったものだと思う。
当時、文化の現状等全く伝わってこなかった隣の国で、こんな作品が作られていると知って
非常な衝撃を受けた。


あと、それまでに私が観ていたアジア映画と言えば「香港映画」だったのだが、画面からうける
「体感」が明らかに違うことに驚いた。
なんというか「香港映画」はカラッとした感覚なんだけど、「韓国映画」はシットリとした感覚。
画面から受ける湿度が違うという感じだろうか。
その感覚や街の風俗など邦画にとても近いなあと思ったことを覚えている。


今は韓国映画も大量に日本で上映されるようになり、全てがこの「301 302」のように、
「振り切れた」作品ではないこともわかってきた。
なので、尚更この作品に対しては特別な想いを抱いている。
リメイク版は、当然ハリウッド女優を起用するが、監督はオリジナルのパク・チョルス氏が務める。
オリジナルの壮絶な演技を再現出来るかは非常に疑問だが、生半可なリメイクにはならないと
期待したい。(クーラン)

301/302 [DVD] [Import]

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