ブレイク・エドワーズの「テン」“10”のサントラ

今は亡き、そして、レア・グルーヴ周辺でもピアニストとして評価の高いダドリー・ムーア主演の
このロマンティック(エロティック)・コメディのサントラ・レコードを購入した。
音楽はエドワーズとは何度もコンビを組んでいるヘンリー・マンシーニ
まずこのジャケットのスバラシサ。部屋に飾ってますヨ。
海辺にホワイト・スーツ(Scoobie Doの小山周か!)のD・ムーア、そして彼にまとわりつく
満点美女ボー・デレクのこのポーズの美しさはどうだ!
この一瞬を切り取ったスチール・カメラマンのセンスに脱帽です。
内容も充実していて、フェンダー・ローズが快適なA3「keyboard harmony」や
DJ仕様のB1「get it on」も素晴らしいが、白眉はやはりジュリー・アンドリュースの唄う
A2「he pleases me」。
この映画が公開された子供の頃、大人になったらこうしたソフィスティケイトされた
ポップスを行きつけのBarでグラス片手に聴き入る生活が待っていると思っていたものでした。
しかし…イザ大人になってみると周辺には、そんな優雅なサウンドはなにひとつ存在していない
状況になっていた。嗚呼…。(○)