期待度がいろんな意味で裏目に

先日ドラマ「クッキングパパ」(主演:山口智充)を見てしまった。
ご存知人気料理漫画のドラマ化。
原作は立読み程度だが、絵はともかく料理のレシピが事細かに記載されていて使えそうだと
思った記憶が。


というわけでそんなに思い入れがあるわけでもなく、積極的に見始めたわけでもなかったのだが、
思ってたよりも面白かった(笑)。
物語は、パパさんの幼馴染、桜井(梶原善)という男が荒岩家を訪ねてくる。
職も無かったのでそのまま家に居候するが、この男色々と謎があるようで…。というお話。


ぐっさんのパパさんは原作のイメージに合ってるし、完全オリジナルのストーリーも
変に感動を煽るようなものではなく好感が持てた。
個人的に本作にリアリティ等は求めていないので、アットホーム過ぎる職場や家庭等の描写も
大して気にならなかったし(笑)。
ただ、もっとパパさんには料理バンバン作ってほしかった気もしましたけどね。
とはいえ、本作は「博多という街を描く」ことには物凄く拘っていて、街、食、そして人情を
てんこ盛りにドラマに詰め込んでいる。その点では原作のエッセンスをしっかり受け継いでいたと思う。
「祭り」のシーンの気合の入った撮り方や、人との細やかな触れ合いをストレートに描いてあるのも、
スレた心には沁みますた。


終盤、突然荒岩家を出て行方不明になった桜井を捕まえたパパさんのキメゼリフ
「晩ごはんは、うちで食え!!」 かっちょよかったなあ(笑)。


その後、録画していた「舞妓Haaaan!!! 」(主演:阿部サダヲ 脚本:宮藤官九郎)を見る。
映画館で観ていない作品についてあれこれ言うのも恐縮だが、でもこれスクリーン
では辛かったと思う。
ムダにテンション上げすぎで、緩急がまったくない演出の前半に加え、
後半、妙に生臭い人間関係が描かれ気分が悪い。
堤真一氏の肉体美と、成り上がってくにしたがって髪がフサフサしてくる生瀬勝久氏は
良いと思います(増毛?OR発毛?)。
水田伸生監督演出、クドカン脚本のドラマ「ぼくの魔法使い」が面白かったので、
結構期待してたんだけどなあ。
そういえば「お・ま・え ローテンションガール」流れなかったわ。(エンディングがカットされてたから) 
(クーラン)