シルビア・クリステルに想ふ

昨日、ヨーロッパのエロとか書きましたが(正月に相応しい話題ですね)
R30世代にとって、ヨーロッパのエロといえばシルビア・クリステル。


なかでも「続・エマニエル夫人」かな。
正編はシルビア・クリステルがショート・カットであり、これはいけません。
断じてロングの「続」なのです。(セルジュ・ゲンズブールが音楽やってる三作目も可だけど)
テレビ東京(当時の12チャンネル)で午後9時から堂々とオン・エアされた時、お茶の間は
騒然となり、当時少年だった我々は「籐の椅子」に対し特殊な感情を持つように
なってしまった訳。


そんな、ヨーロピアン・エロの象徴シルビア・クリステルですが、エマニエル以降も印象的な
作品に出演している。
例えばデビッド・ローウェルリッチ監督作品「エアポート’80」。


アメリカ、ユニバーサル映画の「大空港」に端を発したこのシリーズも本数をかさねる毎に
荒唐無稽となり、その行き過ぎた典型が本作。
旅客機が戦闘機とドッグ・ファイトやらかしちゃってイーストウッドの「ファイヤーフォックス
もかくやの曲芸飛行でミサイルかわしちゃったりする。(←こういうの大好きですが)


その旅客機というのがフランスの開発した超音速旅客機コンコルドなので主演も必然的に
フランスの俳優が起用された。
つまり客室乗務員がシルビアで機長がアラン・ドロン
これはもうエロな妄想をかきたてるコスプレにしか見えない!
この完璧なキャスティングには、子供の頃、将来の夢を問われ「パイロット」と答えた多くの
R30世代は大きくうなずいた筈。


などと…今、夢中になって映画を観ている少年達が、大人になって当時の映画でこんなふうに
盛り上がれたら素敵なことだね。なんて。(○)
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