イブなのにドM?

ケーブルテレビで「君は僕を好きになる」(主演:斉藤由貴 監督:渡邊孝好) という映画を放映していた。
今日、わざわざ放映しているということは当然クリスマスを当て込んだ映画というわけです。
1989年の作品だが、世はバブル全盛で当時の風俗の描写も(映画であるということを除いても)
信じられない位バブリーです。
職場でボディコンを着てるわ、職場でキスをするわ、職場でクリスマスパーティーをするわ、
職場は写っても労働している姿が写っとらん!
なんじゃこりゃ! 当時当然私は生きていたが(今も生きてるが)、学生だったしお金はないしで
ピーピーだったぜ(今もピーピーだぜ)!
そういえば学生時代の友達のYちゃんが図書館に勤めていたが、斉藤由貴扮する図書館司書を見て
「ざけんな!図書館は肉体労働の職場じゃ〜!」と怒ってたのを今、思い出しました。


はあ〜。それにしてもすごいですよ。恋や愛しか悩みのない世界。
こちとら、勤めた時はバブル崩壊直後で、今年で辞めた時まで不景気三昧。
こんなに景気のいい世界なんぞ知りません。
こんな時代に勤めていたら私の人生も変わったのだろうか?
酒浸りになることもなく、襲いくる困難に精神的、肉体的に追い詰められる事もなく
「STORY」(そういう名前の女性誌ありますよね?)な人生を歩んでいたの(爆)? 
いんや、それはないなあ。「三つ子の魂百まで」だし。
でも、羨ましいとは思いません(半分負け惜しみ)。それでは、私が私でなくなってしまいます。
世知辛い世の中から、好きな音楽・映画・本そして酒に現実逃避して今の私は成立しているのですから。
(すいません。現在は無職なので精神的には随分楽になってます)


色々書きましたが映画は一応最後まで見ました。そしてムカムカしたと。何やってるんだ自分!
せっかくのイブなのにすっかりドMな気分を味わいました。
仕方が無い(?)。気分治しに今日も飲みに行って来ます。 (黒クーラン)