エヴァに絡む昔話

銀河鉄道999 (劇場版) [DVD]
本日、新宿ミラノ1で「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序(監督;庵野秀明)」を観賞。
当初、シネマスクエアとうきゅうでの上映だったのに劇場変更になっていた。
でかい劇場になってなにより。客の入りも満席とはいかないが、8割くらい、封切りから日が経って、この
キャパ(1,024の座席数)で8割は大したものでしょう。


で、この劇場の変更で思い出すのが、今を去ること二十数年前、劇場版「銀河鉄道999 」を観た時のこと。
宇宙戦艦ヤマト」で始まった所謂、第一次アニメブームの真っ只中、同じ原作者(正確にはヤマトは原作
ではないが)である松本零士の最新劇場用映画ということで、我々の周囲も大いに盛り上がった。
私も友達と連なって池袋の上映館へ。
しかし上映開始30分前に着いたにもかかわらず、すでに満席。
しようがねー、次回の上映まで二時間待つか。と思っていた小学生の我々の前へ、知らないオジさんが…。
「キミたち、この映画観るの?あと二時間も待つの大変だろう。ついて来なよ、今からこっちの映画館でも
上映するから。こっちのほうが空いてるよ。」
そう言われて、素直について行ってしまった地下の映画館は、明らかに日活の直営館。
ポスターとか上から紙貼って隠してあったけど淫靡な雰囲気を確認出来る。
(「スーパーGUNレディワニ分署」だった覚えてるよ)
そして、狭い・汚い。同じようについて来てしまった少年数人と不安に上映開始を待った。


……一応観れたんですけどね。
どうやら、上の映画館から上映の終わったフィルムを一巻づつ持ってきて上映してたみたい。
でもスクリーン小さいし、スクリーンサイズが違っていて画面の上が切れてましたよ。
上の映画館では超満員の観客が拍手とかして(待ってたロビーからも聞こえた)凄い熱気だったのに、我々
小学生一同は、同じ金払ってるのにショボいとこ連れてきやがっての冷めた印象で劇場を後にした、今回の
劇場変更とは真逆の経験をしたという話。
まあ、今思うと、盛り場で知らない大人についてちゃってこの程度ならいいけどね。
しかし、当時はメジャーのロードショー館の地下に普通にポルノ映画館があったんだね。(○)