松田優作氏

松田龍平氏の話題が出たので、ここはやはり父親である優作氏のことなど。
ナマの優作氏を一度だけ見たことがあります。といっても舞台挨拶ですけど…。


いまを遡る事二十余年前、池袋の文芸地下で松田優作特集があって、
その最終日(自ら監督した「ア・ホーマンス」の上映前)それは行われた。


会場は満員、私も通路に立ち見、圧倒的に男が多い。
異様な熱気の中、予定時間となったが、氏は現れない。


待つこと20分、不安がよぎる。
「本日の舞台挨拶は中止となりました…」
ってならねーだろうなー…。
と思っているところへ、現れましたよ。リアル松田優作が!


まず、いっぱいの客席を見て「すごいなー」。


以下、質問を受け付けます、となって
「最近、優作さんのマネをしている人がいますけど、どう思いますか?」(又野さんのこと…?)
「いやー、どうなんでしょうねー」(怒っている感じではない)


「一曲歌ってください!」(会場賛同の拍手)
「かんべんしてくださいよ」(演奏もないのにそりゃそうだ)


こんなやりとりがありましたが、記憶がおぼろげです。すみません。


この時見た優作氏は根岸吉太郎版「探偵物語」の印象に近い。
モチロン、最高にカッコ良かったですよ。(○)