休日

なんとなく家でグダグダと過ごしてしまう。夕方、買い物に出かけたついでに、和食系ファミレスで軽く呑んだ。
ということで今日のつまみ

ポテトフライ、鮭のグラタン、骨せんべい  オットはビール、私は日本酒できめる
来年の「GREAT3」のライブチケットをGet!  ううう、やっと見れる〜! 待ちきれない。


★「悪夢ちゃん」第7話鑑賞。
〈あらすじ〉志岐(GACKT)は、夢博士として一躍有名人に。志岐は彩未(北川景子)に、協力しないと結衣子(木村真那月)の
存在を世間に公表すると脅す。山里(和田正人)は結衣子を拉致し志岐研究所へ連れて行く。彩未の異変を感じた結衣子は、
迎えに来た彩未らに「ずっとここにいる」と告げる。


彩未は、幼少時、友達の母親を線路に突き落とし殺していた・・・。それが、彩未が無意識に封印していた過去だった。
なるほど、だから都合のいい「明晰夢」を見るように、自分をコントロール出来るようになってしまったのか。
あまりのことに、さすがの彩未も激しく動揺。それもこれも、結衣子と出会ってしまったから、というのは紛れもない事実。
そして、自分は結衣子を救えるような人間ではないと、思い悩む。
事情を知らない結衣子は、彩未の異変に「私が先生を苦しめている」と自分を責め、そこを志岐に衝かれてしまう。
「君の能力で困っている人を助けてあげられる。」  悪夢に苦しめられ続けるだけの日々。自分どころか、大好きな彩未先生まで
苦しめている。そんな結衣子にとって、志岐の一言は、全てをひっくり返す魔法の言葉のとして聞こえたのだと思う。
「誰かが彼女を肯定しなければ、彼女は一生悪夢にうなされたままだ。」
結衣子を迎えに来た万之介(小日向文世)に、志岐は詰め寄る。
確かにその通りだと思う。このままでは、結衣子は自分自身を肯定できないのだろう。
しかし「肯定」とは、こんなやり方でしか出来ないのだろうか?


そんな時、貝原(濱田マリ)が、繰り返し見る夢の分析を、志岐に依頼してくる。
貝原の夢札だけでは情報が得られず、結衣子がその先の予知夢を見ることに。
青年の遺影が掲げられた葬式。誰かの墓を掘る貝原。掘り出した棺の中には、遺影の青年が。目を開けた青年はドラキュラとなり
貝原を襲う。首筋を噛まれながら、青年を抱きしめる貝原。
そこから、事実を確認していくと、夢に出てくる「誰か」は遺影の青年で、貝原が昔、担任をした問題児が成長した姿だったことが
分かってくる。青年は重い病で入院していた。見舞いに行った貝原は、自分との約束を忘れていなかった生徒の姿に喜びながらも、
予知夢が指し示す意味を図りかねる。


陳腐な予想だが、ドラキュラの部分は、貝原が輸血や骨髄移植でもして青年を助ける展開になるのかと思っていた。だが全然違った。
見舞った生徒と、遺影の青年の顔が同じだったことで、貝原は生徒がいずれ死ぬということを悟る。
ならば、ドラキュラが指し示すものは? 彩未は「釈迦とウサギ」の説話を引き合いにだし、自分の血肉を分け与えても
いいという想いは、相手の一部になりたいということ。それは、生徒の思い出にいつまでも残っていたいという、貝原の願望の
現れである。と分析した。貝原は、それを「教師の傲慢」として受け取る。
犠牲的精神が転じて、人間のエゴと化す。というまさかの展開に愕然。
自分の心の奥底にあるエゴを直視させられる結果になった貝原は、「真実なんて知りたくなかった。こんな予知夢をみせる
人は残酷だ!」と吐き捨て、それを陰で聞いていた結衣子はショックを受ける。
今度こそ誰かの役に立てると思ったのに・・・。自分の悪夢は、誰かを苦しめるだけなのか? 
誰にも肯定されず、震える小さな結衣子の肩が痛々しい。そんな結衣子に「君が悪いわけではない」と声をかける山里。
そう、結衣子は悪くない。誰も悪くない。けれど、真実というものは、軽い気持ちで探求してはいけないのだと思う。
全てを引き受ける覚悟がないのなら、知る資格はない。そして、肯定も否定もされる、そんな役目を子供に担わせては
いけないのだと思う。どうしたら、結衣子は自分自身を肯定できるのだろうか? それが出来るのは彩未だけだと信じたい。
(クーラン)