金曜家呑み

金曜なので?家呑みする。
ということで今日のつまみ

  • 厚揚げ焼き
  • 酢の物(ワカメ・オクラ)
  • もやしのガーリック炒め(ピーマン・パプリカ・南瓜・玉葱)
  • 秋刀魚と小松菜の味噌煮(しめじ・人参・長葱・白菜)
  • 豚肉の香草パン粉焼き
  • その他    私は日本酒できめる。オットは呑まず  


食後、ジョギング・ウォーキングに励む


★大奥〜誕生[有功・家光篇]第7話鑑賞。
〈あらすじ〉伝右衛門(内藤剛志)と城下へ行き、農民の悲惨な現状を目の当たりにした家光(多部未華子)は、六人衆を集め、
百姓一揆の気運をくじく策を命じるなど家臣を驚かせる。有功(堺雅人)に頼まれ、家光の側室となった玉栄(田中聖)は、
家光と一夜を共にするが、有功のことを思い複雑な感情を抱く。


お玉を側室にした家光は、「玉栄には天下人の父となる相が出ている」と言われたことがあるという話を、有功から聞かされる。
「そうなればよいと思っているのか」と問う家光に頷く有功。玉栄との間に子が出来ようが出来まいが、辛く苦しいことに
変わりはない。頷くしかない有功の心中を思うと、何とも言えない気持ちになる。それでも、他の男との子が家光を変えていくと
いうのなら、まだ玉栄との子供なら耐えられる。そう考えたのではないかと思う。
子供を慈しむ家光を見つめる有功の目は、何も映していないように見えて、胸が痛んだ。


一方、国内は疫病で跡継ぎがいなくなり、お家断絶が危ぶまれる大名家が増えすぎたことを懸念して、一時でも女子の後継を
立てることを認めるしかないと六人衆は提言するが、春日局(麻生祐未)は激怒。
「男子がいないというなら、側女でも沢山囲って産ませればいい」と春日は言うが、「子供を産ませたくとも、その男がいない。
今や、男は5人のうち1人が無事に育てば良い方。」と返され、言葉を失う。
春日の知らないうちに、この世は思いもよらぬ事態に陥っていたのだ。春日が家光に世継ぎを産むことを強いてきたのは、
徳川幕府」というシステムを盤石にして、二度と戦国の世に戻さない為だった。戦は国を滅ぼす。そうさせない為に徳川の
治世を強固なものにしなくてはならない。それには、武家の長として、徳川の血を継ぐ「将軍」が必要不可欠だった。
春日なりに、国を守ろうとしたのだ。
しかし、今では「戦をしようにも、肝心の男がいない」という状態にまで陥り、皮肉なことに、二度と戦国の世に戻ることはないと
思われる。しかし、人口は激減しこの国は滅びの一途を辿っている。春日が骨を折ろうが折るまいが、国は滅びようとしていたのだ。


そして、春日にとっての家光は、「世継ぎ(男)」を産む仮腹以外のなにものでもなかったと思う。
その意味では、家光はいまだに「役目を果たしていない」ということになるのだろう。
しかし、家光の政治手腕は家臣が驚くほどのものとなり、女であろうが、彼女は尊敬の念を持って迎え入れられている。
これでも、家光は、将軍としての役目を果たしていないのだろうか? 六人衆は、そうではないと判断した。
今こそ「女将軍」として家光を押し戴く決意をする。
春日には、繋ぎであるはずの家光の統治能力など、どうでもよかったのではないかと思う。
それが予想もつかない形で、春日の思惑を超越していく過程に、なんともいえない興奮を覚えた。次回も楽しみ。(クーラン)