休日

オットは休日出勤。午後に疲れ切って帰宅する。この日の仕事で、なぜだか美味しそうなパンをGetしてきた。
  何の仕事?


しばらく仮眠の後、夜から映画を観に出掛ける。レイトショーなので車で行った。
開映まで時間があったので、サイゼリヤで食事。
ということで今日の夕飯

ハンバーグステーキセット(オット)、柔らか青豆の温サラダ、ハヤシターメリックライス(私)
私は白ワインできめる。オットは呑まず。


★「アウトレイジ ビヨンド」鑑賞。(監督・主演:北野武 出演:西田敏行三浦友和加瀬亮松重豊小日向文世高橋克典)。
〈あらすじ〉暴力団・山王会は、5年前、若頭の加藤が会長の座につき、政界をも恐れる巨大組織になっていた。大友組の
金庫番だった石原は今では若頭となっている。そんな中、大友が出所。死んだというのは刑事の片岡が流した偽情報だった。
片岡は山王会に恨みを持つ木村と大友を近づけ、関西の暴力団・花菱会に紹介する。片岡は二人を使って山王会の力を弱めようと
画策していた…。


正直に言えば、面白くもなければ、つまらなくもない。作り手側が最も嫌う感想しか湧いてこない映画だった。
謀略渦巻く男の世界を描いているが、策略自体はザックリした内容でも登場人物が多いので、事態の進捗状況を終始丁寧に
描いている。その結果、これまで観た北野監督の映画の中で、最も分かりやすい作品となっていると感じた。
ただ、それが映画として面白いかというと、そうではないように思う。
物語は理解できても、北野映画らしい画作りを味わえなければ、観る意味がない。
豪華俳優総出演で、画面の圧は上がっているように見えるが、本作で印象的なショットは一つもなかった(個人的な意見です)。
特に暴力描写の撮り方が適当だったような・・・。繰り返される銃撃シーンも、様式美と言われればその通りなのだろうが、
どうにも手抜きに見えてしかたがなかった。昔は、あんなに怖ろしくて、痛そうで、静かな暴力を、フィルムに焼き付けて
いた人なのに。本作は決してつまらない作品ではない。でも、底抜けの駄作を観た方が、まだ納得出来たような気がする。
観終ったあと、なんともいいようのない心地になった。(クーラン)