東北旅行三日目 その三

宿を出て、米沢城祉(松が岬公園)に向かう。
米沢城は、暦仁元年(1238)長井時広の築城と伝えられる。慶長3年より上杉氏領となるが、初めは上杉景勝重臣直江兼続
城主となり、慶長6年(1601)上杉景勝が城主となる。明治2年版籍奉還まで272年間、上杉氏が城主だった。
明治6年、城が取り壊され、翌7年、公園として市民に開放される。
松が岬公園には、上杉神社、松岬神社、上杉神社稽照殿(宝物殿)・春日神社・福徳稲荷神社等がある。


ところが、現地付近に到着したら、凄い人だかり。それもそのはず、この日松が岬公園では「米沢 なせばなる秋まつり」なるものが
開催されていたのである。付近に車を停めようにも、駐車場は既に満車。探し回って、結局現地から結構離れた場所に車を停める。
いい運動になるだろうとテクテク歩き、ようやく松が岬公園に到着。公園内は出店が出回り、まさに祭り状態。
この騒然とした状態で公園内の散策開始。


ということで、まず辿り着いたのが、コチラ

「松岬神社」。名君と謳われた10代鷹山公を祀る神社。明治に入り上杉神社に謙信公と共に祀られていた鷹山公が分祀された。

正統派の狛犬。鷹山公の像もあった。よく目にする肖像画とそっくりな顔立ちの象で再現度に驚かされる。


お次はコチラ

「福富稲荷神社」。享保10年(1725)創建され、歴代藩主が崇敬した。シャープなお狐様

春日神社」。謙信公が奈良の春日大社から分霊し春日明神を創立。昭和56年に現在の地に移転。
「稽照殿」。上杉神社の宝物殿として刀や甲冑、絵画など約300点が収蔵展示されている。
直江兼続の「愛」の甲冑も展示されている。モチロン見てきましたよ!! 実際見ると、厳かな気持ちになりました。


最後にいよいよ真打登場。

上杉神社」〜!
明治9年上杉謙信、鷹山を祭神として、米沢城本丸跡に建立された。明治35年別格官幣社に指定され、祭神は謙信のみとなり、
鷹山は摂社に祀られ松岬神社となる。

「神門」

「拝殿」。
大正8年の米沢大火で類焼、殆どの建物が焼け落ちてしまったが、その後、国からの援助や米沢市民の労働奉仕等により、
大正12年、現在の神社が完成した。設計は米沢出身で、神社建築の第一人者・伊東忠太博士。

境内に立って見渡した感じも良かった。

コチラの狛犬も個性的な造形。エジプトの彫刻みたい(そんなことないか)

そうそう、ご朱印も頂いてきましたよ!御利益を期待!