匠の技!!!
今回も旅行記は中断して、この日の外出の模様を。
この日は、清澄白河に↓を見に行く
「東京都現代美術館」にて開催された「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」。
デジタル技術の台頭で、今や残るものも少なく失われつつあるミニチュアや小道具。特撮の為に精巧に造られたミニチュアは、
緻密な職人の技が見られるだけでなく、洗練された色使い等アートとしても重要な財産である。
そんな特撮という映像文化の素晴らしさを伝えるというコンセプトのもと開催された企画展。
前売券は、張り切ってかなり前に購入していたのだが、なかなか足を運べず、最終日前日に行くことになってしまった。
一時半過ぎに着いたが、既に長蛇の列。この時点で2時間半待ちの札が掲げてあり、気が遠くなりそうに・・・。
すかさず敵前逃亡を図ろうとするオットの首根っこを押さえ、取り合えず並ぶ。でも、並んでみると思ったより列は進んだ。
陽がやや陰っていたのも良かったのかもしれない。足は疲れたが、なんとか耐え抜いて、一時間半後、会場に入る。
会場には、実際に使用されたミニチュアセットやデザイン画など様々な資料が約500点も展示されていて、とにかく感動。
懐かしさもあるが、今見てもデザイン的に美しいものが多々あって、いつまでも見ていたかった。
展示物のひとつひとつに、庵野秀明館長の愛情溢れる説明文がつけられていて、それを読むのも楽しかった。
説明文に付いてた「カントクくん」のイラストは安野モヨコ夫人の描き下ろしだったのかなあ。
人は多いものの、皆さん真剣に説明文を読んで鑑賞されていて、それにも感動した。
個人的には、2001年・金子修介監督版「ゴジラ」のキングギドラを観ることが出来たのが嬉しかったなあ〜。
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ウワサの特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」(企画:庵野館長、監督:樋口真嗣)も見ましたよ!
巨神兵の造詣やセットの素晴らしさはもちろんのこと、非日常への恐怖を感じさせる演出など、とても面白かった。
思わず2回見てしまったほど。メイキング映像も流れていて、なかなか興味深かった。
ウワサの巨神兵はこんな感じ↑ 邪悪〜!!
そして、いよいよ「ミニチュアステージ」に突入〜!!!
樋口真嗣監督がお出迎え(笑)
16メートル四方のミニチュアステージが設置され、特撮撮影現場の雰囲気や記念撮影を楽しむことができる。
以下、我々の激写写真の数々
「戦車が街にやってくる」の図
団地や、ビル群もリアル〜
コレ結構お気に入り。偶然にも撮れた「巨人を激写する人類」の図(笑)。
東京タワー破壊!!
街も破壊!!
まさに、破壊の美学 撮り過ぎて疲れた・・・。
撮影を終え美術館を出る。ミニチュアステージも売店もどこも混み混みで大変だったけど、全体的にとても素晴らしい企画
だったと思う。正直、行列の全てが特撮ファンというわけではないだろうし、「庵野秀明」というブランド?で観に来た人も
少なからずいたと思う。でも、そういった人達がこの企画展を観て、ミニチュアの匠の技や、デザインの素晴らしさに触れて
「日本の特撮」という文化の価値に気付く機会になったのだとしたら、それはとても意義があることだと思う。
特撮ファンへの目配りも十二分に行き届いており、とても贅沢で貴重な企画展だった。長時間並んで観た甲斐があった。
とても楽しかったです。
深川の街になぜかいたラムダ。