夕飯

ということで今日の夕飯

  • 豚肉の塩麹漬け焼(茹でじゃが芋・サラダ付け合せ)
  • 大豆のトマト煮込み(えのきだけ・ピーマン・人参・茄子・玉葱・セロリ)
  • キンピラゴボウ
  • ワカメ・アサリ・水菜の味噌汁


豚肉は、前日から塩麹に付けておく。ちょうど良く味が沁みていた。


★「37歳で医者になった僕」第8回鑑賞。<あらすじ>佐伯(松平健)の高校時代の恩師・伊達(竜雷太)が入院する。伊達は佐伯の治療を求めるが、佐伯は伊達を診ようとせず、
担当の下田(八乙女光)は困り果てる。すず(ミムラ)との結婚を決め同居を始めた祐太(草なぎ剛)の家で、飲み会が開かれるが、
瑞希水川あさみ)の表情はさえない。


江波杏子に続き、竜雷太がゲスト出演って、「任侠ヘルパー」つながりかな(笑)。
元教師の伊達は、佐伯以外の治療を受け付けず、「自分の身に何かあったら病院を訴える」等と医者を恫喝する、高圧的な老人として
登場する。その偏屈ぶりには家族も手を焼いており、担当の下田もなんとか伊達の心を解きほぐそうとするが、当の本人は
「佐伯を呼べ」の一点張りで、治療はおろか検査すら受けようとしない。
そんな佐伯の心を慰める唯一のものは「生徒から自分に送られてきた手紙」。けれど、箱いっぱいに入った手紙の山は、
古いものばかりで「新しい手紙」は見られない。そんなものをわざわざ病院にまで持ちこんで心の拠り所する佐伯の姿は、
寂しいというよりも、ちょっと怖いものを感じた。確か「任侠ヘルパースペシャル」でもこういうネタがあったような(笑)。


ところが、伊達を説得していた下田が、伊達を庇い階段から落ちて怪我をする。それを知った祐太は「手紙の山」を伊達に
突き付け抗議する。「こんな古い手紙よりも、今の下田先生の気持ちを受け止めて下さい。医者の仕事は患者の体を治すお手伝い。
その為には、患者にも医者と向き合ってもらわなくてはならない。」 祐太の怒った顔を久しぶりに見た。怒るとやっぱり怖い(笑)。
「医者にとって大事なのは患者と向き合うこと」というのが祐太の持論だが、それは医者に限ったことではなく、患者側にも
当てはまるのだなと感じた。それが出来ない患者に意見するのは、祐太にとって当然のことなのだ。
そんな祐太の言葉の受け入れ、下田の治療を受け始めた伊達は祐太に語る。
「仕事を辞めると何者でもなくなり、新しい何かになることも出来ない。昔、何かであったことに後生大事にしがみついて、
死ぬのを待つ。年をとるとはそういうこと」 伊達の背中から老いや寂しさが滲み出ていて胸を衝かれる。けれど祐太は言う。
「新しい自分になるのに、遅すぎるということはない。」 実際に実行してきた祐太だからこそ言える言葉なのだと感じる。


検査の結果、伊達の病状は進んでいた。下田はもっと早く検査を受けさせることが出来なかった自分を責め、死の恐怖に苛まれる
伊達は、下田の腕に縋り付くと「死にたくない。助けてくれ。」と呻く。
今まで偉そうにしていたくせに、死にそうになると、このザマか。と思わないでもない。
でも、伊達は変わったのだと思う。偉ぶることでしか、自分を誇示出来なかった伊達が、弱さを曝け出し、そんな自分を
受け入れてくれ。と言えるようになった。そして、そんな伊達に寄り添おうとする下田も、医者として確実に変わっているのだ。
寄り添う二人に、患者と医師の信頼関係が見える。しかし、伊達の病状は、この大学病院に新たな波風をたてようとしているらしい。
かなり深刻な問題に発展しそうな予感。(クーラン)