一人酒

この日オットは呑み会。私も一人酒する。
ということで、今日のつまみ

  • がんもどきと根菜の煮物(一昨日の残り)
  • 小松菜のゴマ和え(一昨日の残り)
  • 抹茶ムース(デザート)  サントリーレッドのハイボールできめる。


★「37歳で医者になった僕」第5回鑑賞。<あらすじ>祐太(草なぎ剛)は、いつも患者と接している看護師の意見に医師が耳を貸さず、正しい治療が出来ていない大学病院の
実態に驚く。看護師長・直美(真飛聖)の別れた夫に引き取られた娘・葵(大出菜々子)が病院へ。
祐太の計らいで、直美の夜勤中、葵を瑞希水川あさみ)の部屋で預かることになる。


「医者は病気を診る」「看護師は患者を診る」という考え方で、医者と看護師の役割は完全に分けて考えられているという実態に
まず驚いた。医者と看護師ではヒエラルキーが存在し、両者の間には、深くて大きな溝がある。ということらしい。
直美の指示で、患者の個々の看護記録を詳細につけているにもかかわらず、そのデータを医師が見ることはない。
双方の情報を把握していれば、医療ミスの発生はかなり軽減されそうだというのは、素人目にでも理解出来た。
それを解消しようと、祐太は、直美を同席させ「ドクターナースカンファレンス」を医師達に提案するが、一蹴される。
またもや、祐太の「いきなり」攻撃が出てしまった。「民間では様々な部署が意見を出し合うもの」という、祐太の意見は
よく分かる。けれど、民間の場合は「根回し」を充分にやってから、俎上に乗せるものだけどね。
それが、タブーを越えるものなら、尚更用意周到にやっておかなければならないと思うのだが。
せっかく、重要で大切なことを提案しているのに、あれでは、思いつきというか閃きで言っているような感じにも見えてしまう。
その場に同席させられ「医師がナースと同じ土俵に立つ必要はない」等と言われた直美の気持ちを考えると、何とも言えなかった。
今まで、何度も味わってきた痛みなのだと思う。「仕方ない」と諦めている直美の気持ちが理解出来る。
しかし、そんな直美に「状況は変われなくても、自分は変われる」と祐太は告げる。
それでも懲りずに、自主的に「ドクターナースカンファレンス」を開催しようとする祐太に、瑞希・下田(八乙女光)・
森下(田辺誠一)が同調してくれたのが、救いだった。前回以来、下田は医師としての自覚が格段に芽生えて、頼もしい。
患者により適切な医療を施す為には、深くて広い川だろうが、挑戦しなくてはならない。いつの間にか何かを諦めている自分に気付き、
「ドクターナースカンファレンス」に出席する直美の姿もステキだった。
医師4人と看護師3人のカンファレンス。そんな小さな集まりが、組織の状況を変えるとは思えない。
それでも、個人が変わることで、いつか少しずつ変化が訪れることがあるのではないかと感じる。(クーラン)