休日

この日は掃除機のゴミパックが無くなったので買いに、電気屋に出かける。これを機に掃除機自体を買い替えようかとも
一瞬考えたのだが、まだまだ使えそうなので、今回は止めておく。なのに、買う気もないのに、なぜか電気屋で掃除機を
見てしまうという矛盾(笑)。ついでに「イタリアンバイキング portfino」で夕飯。
70分間、パスタ、ピザ、惣菜、デザート食べ放題の上に呑み放題もつけられるというので、フラフラと入ってしまった(笑)。

フードがどれも美味しかったし、なんとカレーもあった。オットはビール、私は白ワインできめる。


大河ドラマ平清盛」第8回鑑賞。<あらすじ>清盛(松山ケンイチ)は盛国(上川隆也)らと博多の市へ。平氏は朝廷の目を盗み宋の商人と取引を行い、宋の品を
王家に献上し財を蓄えていた。初めて取引に立ち会った清盛は、生き生きとした市の光景に感動し、貿易に興味を持ち始める。
清盛は兎丸(加藤浩次)らと、宋の品を民に広めようとする。ところが王家に献上した杯を不審に思った内大臣藤原頼長
山本耕史)に目を付けられてしまう。


今回、清盛の意識に二つの大きな視点が刻まれたと思う。その一つは「面白い世の中、面白いこととは何なのか」ということ。
宋の美しい品・貴重な書物を民に広めることは、優れた文化を皆で共有することになり、ゆくゆくは国の文化の発展へとつながる。
文化の発展は国を豊かにし、豊かな国は人々が笑って暮らす「面白い世の中」になることだろう。それを為し得ていくことこそが
「面白いこと」なのだ。市に立ち会った清盛は、それを初めて理解する。


ところが、藤原頼長に自説をぶちあげた清盛は、逆に己の考えの浅はかさを思い知らされる。
豊かな国を作ろうにも、政を司る王家が乱れきっていることにより、政治は機能せず、国は荒れ果て民は飢えている。
この現状を清盛はどこまで理解しているのか。理解しているのなら、政を担う王家について、平氏はどう考え、どんな思惑を
抱いているのか。王家が頼みにしている平氏一族の実力とその腹を探りたい。頼長が知りたかったことは、それだったのだろう。
ところが、清盛は「この国を豊かにするためには、国の根本から変えなければならない」と息巻き、頼長が気に掛けるほどの
値打もない幼稚さを露呈する。頼長に指摘されたことで、清盛は初めて自らが語った言葉の意味を理解したのだ。
「面白い世の中にするために、国を根本から変える」その為には、頼長のような男とも渡り合わなければならない。
けれど、今の自分ではとても太刀打ちできない。知恵と力を身に付けなければ、本当の意味での「面白いこと」を為しうる
ことは出来ないのだ。これまでバカ男子だった清盛に、物事を大局で見るという視点が、初めて加わった瞬間だったと思う。
まだまだ青臭いけれど、徐々に大人になっていくであろう清盛の成長過程が面白い。これから、どう化けていくのか楽しみ。(クーラン)