夕飯

金曜だが、さすがにオットの呑み会はナシ。
ということで今日の夕飯

  • 煮込みラーメン(ワカメ・シーフードミックス・豚肉・えのきだけ・もやし・ピーマン・パプリカ・人参・長葱・白菜)
  • 大豆とポテトのサラダ 私は白ワインできめる。オットは呑まず


今シーズン初の鍋だ〜! サラダは節分メニュー。オットは大分食べてから気付く。


★「最後から二番目の恋」第4回鑑賞。<あらすじ>真平(坂口憲二)が同級生のみどり(吉田羊)といるのを目撃した千明(小泉今日子)はショックを受ける。
和平(中井貴一)は知美(佐津川愛美)の母・秀子(美保純)とカフェに行くが、偶然入ってきた千明と万理子(内田有紀)に
見られ、気まずい。そのカフェに真平とみどりも現れる。


万理子は、夜だけではなく昼も出歩くということに初めて気がついた。ガチのひきこもりではなかったのね。「私のおもちゃになって」
と言われて千明は憤慨していたけど、あれは「友達になりたい」という万理子なりのアプローチだったのかも。
真平が「天使のよう」なのは、どうやら彼の体調に問題があるかららしい。初回から匂わせてはいたけど、それなりに深刻な
状況に見える。それで「すべての女性を幸せにしたい」となったわけね。ワイルドなのに癒し系、立派なガタイなのに病弱?って、
結構なギャップ萌え。でも、真平のやっていることは、関わる女性を寂しくさせているということに彼は気付いていない。
将来を悲観してか、誰も好きにはならず、けれど誰にでも優しくする。そう決めたのなら、それでいいと思う。
でも、それを通すのなら、どんなに優しくしても、自分という人間に期待させてはいけないのだと思う。そういった優しさとは
区別するスタンスでいなければならないのに、真平自身が無意識に女性達に癒されたいと願っているようにも見える。
それで、不用意に千明に近づいて、彼女を寂しくさせている。結構厄介な男だったと気付いても後の祭り。
天使相手に千明はどこまで「大人の女」でいられるのだろうか?
母と和平が図らずもデートしていたことでご立腹の知美に、和平はビビりまくる。プリプリしている様子は確かに可愛らしいけど、
それが通用するのは若い時だけ。年とってからは、ただ醜いだけですよ(笑)。そして、早速和平をデートに誘う秀子の浮かれっぷりも
なかなか凄かった(笑)。結構押しが強いところとか、案外似た者親子なのかも。そして、母娘各々の顔を立て、売り言葉に買い言葉の
千明との約束も守ろうとする和平は、生真面目さゆえに、結果的に真平と同じことをしている。似た者兄弟?という展開が笑えた。
今回の最大のサプライズは、脚本家・ハルカ(益若つばさ)が子持ちの既婚者だったこと。
脚本の参考の為に、千明と例の二人とのやさぐれ呑み会に参加したハルカは、千明達を「イタ過ぎます〜!」と笑い飛ばす。
必死で怒りを堪えていた三人が、ハルカの投下した爆弾に木端微塵にヤラれる表情が秀逸。千明達が一番ショックを受けたのは、
「これほどのいいかげん(に見える)女でも、自分以外の誰かの為に生きている」ことなのではないかと思う。
主婦・キャリアウーマン・既婚・独身・子持ち・子無し、人それぞれの生き方があって、どちらがよりエライということは
決してない。それでも、自分の為だけに生きている今の状況を、少しだけ寂しく感じてしまうこともあるのではないかと思う。
「明日お弁当作らなくちゃ」というハルカの去り際の一言は、最後までその痛みを的確に突いてきているように感じた。
しかし、ハルカの見方が少し変わった。馬車馬のように働いてキャリアを積み重ねてきた千明に対して、どれもそこそこ器用にこなし、
欲しいもの全てを要領良く手に入れてきたのであろうハルカ。彼女にとっては、血反吐吐くまで働いたあげく、家庭という
安らぎさえ手に入れていない千明の生き方は全く理解出来ないだろう。それなのに、自分をバカ扱いする千明に腹が立って
釘を刺しにきたのかしら。考えすぎか?でも、そう考えると怖い〜。
とは言っても、典子(飯島直子)・広行(浅野和之)夫婦のケンカを見ていると、手に入れたものが永遠に続くものではないことも
よく分かる。この夫婦に見える少しずつダメなオトナという部分にも共感できる。いい年して何やってんのという感じだけど、
ジタバタするこの人達を応援してますよ。(クーラン)