休日

実はこのところ、オットが「基礎体力をつけたい」等と言いだしていた。体力作りの為に少し走りたいらしい。
テキトーに受け流していたが、いつまでも言い続けるので「好きにしたら」と返す。
しかし、何事も形から入るオット。トレーニングウェアとか欲しいと言い出したが、放っておくと、どれだけつぎ込むか、
分かったもんじゃない。「いつまで続くか分からんものにムダ金使うな!」と諌め、近所に買いに出かける。
歩いていったのだが、おりしもこの日は大寒波が襲ってきた日。意気揚々と出かけたが、帰りはガタガタと震えて帰る。
ウェアは(オットの小遣いで)なんとか買えました。夕飯は家呑みした。


ということで今日のつまみ

  • 白和え(しめじ・蒟蒻・人参)
  • ひじきの炒め煮
  • サラダ
  • カキフライ
  • コロッケ
  • その他  オットはプレミアムモルツ、私は日本酒できめる

あまりの寒さに炬燵でごはん食べた。プレモルはオットの実家からの頂き物。



大河ドラマ平清盛」第3回鑑賞。<あらすじ>平清盛松山ケンイチ)は、瀬戸内海で鱸丸(上川隆也)らと、自称船の警護役として海賊と戦い、盗まれた食物を
漁民に返していた。しかし賊と間違われた清盛は京に戻される。源為義小日向文世)の子、義朝(玉木宏)が、競べ馬での勝負を
申し込むが、清盛は相手にしない。鳥羽上皇三上博史)は、忠盛(中井貴一)の忠誠心を量りかねていた。藤原家成佐藤二朗)は
清盛が「北面の武士」という院の警護役になることで忠誠心を試すことを進言。しかし、その話を聞いた清盛はきっぱりと断る。


相変わらず、絶賛反抗期中の清盛。野良犬のように自分一人で生きているつもりになって、「民のため」を理由に大暴れ。
源氏が喉から手が出るほど欲しがっている「北面の武士」の任も、「王家の犬にはなりたくない」と足蹴にする始末。
しかし、追い払ったはずの海賊が清盛への仕返しの為、徒党を組んで漁民を襲っていたと聞かされる。
「浅知恵で押さえつけられた者は、必ず浅知恵でやり返してくる。民を襲ったのはお前自身だ」と、忠盛に一喝され愕然とする清盛。
そして、愚かな自分を平家一門が守っていてくれたからこそ、今まで好き放題してこられたのだと悟り、初めて自分の浅はかさを
思い知る。また、葛藤を抱えながらも清盛の良き母親であろうとする宗子(和久井映見)の心にも気づかされる。
自分の苦悩しか見えていなかった清盛の眼が、少しだけ開かれた瞬間だったと思う。
しかし、清盛が足踏みをしている間に、白河法皇の舞以降、彼の背を追っていた源義朝は鍛錬を重ね、心技共に成長していた。
「武士が王家を守ってやっている」という義朝の主張は、「王家の犬にはならない」ことでプライドを保とうとしていた
清盛にとっては、目から鱗の一言だったろう。自分が幼稚な思い込みに囚われている間に、義朝は武士の尊厳についてまで、
深く思案していたのだ。その義朝に「真に強いのは源氏だ!」と断言され、カッと目を見開く清盛。負けず嫌いに火が付く
清盛の表情が何とも言えず良かった。そして、ようやく自分の存在が清盛の「視界」に入ったことに、喜びを隠せない義朝は、
まさに漢の顔だった。二人は「終生のライバル」ということだけど、史実はそれほど生やさしくはなかっただろう。
でも、そういう解釈も面白いのではないかと思う。
鳥羽上皇と璋子(檀れい)の会話にはハラハラ。「なぜ帝に冷たくあたるのか」と問う璋子を「自分の種ではない子を愛せと
言うのか!」と怒鳴りつける鳥羽。しかし、「あなたのお爺様の子供ではないか」とほんわりと返す璋子には唖然。
この人、不貞を認めちゃったよ。公然の秘密で、知っているのに知らんフリを、周りも鳥羽もしていたのに。
それで鳥羽が傷ついていることに、全く考えが至らない。この人は、誰かに求められれば従順に応える人なのだろう。
けれど、愛されることが当たり前の人で、自らは誰も愛したことがない人なのではないかと思う。生身の体を持った人形みたいな
女性で、現代の感覚では理解し難い。当時の爛熟した貴族社会の文化を体現しているような人なのかもしれない。そんな女性に
魅入られてしまった鳥羽の苦悩は深まるばかり。これが、後々とんでもない禍根を残すことになる展開を知っているだけに、
今後がますます楽しみ。(クーラン)