一人酒

この日は所要で出かける。まだ雪が残っている道もあるのだけど、そこを徐行しないで突っ込んできた自転車が、目の前でスっ転んで
こちらにスライディングしてきた。もう少し遅く行き会っていたら、ぶつかるところだったよ。やれやれ。
オットは呑み会。私も一人酒する。
ということで今日のつまみ

  • 豆腐サラダ
  • イカの塩辛
  • イチゴモンブラン(デザート) ビタマッコリできめる


★「最後から二番目の恋」第3回鑑賞。<あらすじ>千明(小泉今日子)は真平(坂口憲二)と一夜を共に過ごす。翌日、和平(中井貴一)と顔を合わせた千明は気まずくなる。
典子(飯島直子)が夫・広行(浅野和之)と共に訪れ、なぜか引きこもり始めた万理子(内田有紀)に、原因は千明と広行に
あるのではと問う。


「自分の外見にどれだけの価値があるか知りたかった」という万里子の気持ちは、女性として分からなくもないんだけど、
私だったら逆に怖くて知りたくない。更に他の対象と比較しようだなんて、万里子は結構男前で負けず嫌いなんじゃないかと思う。
出会い系で来た男の人数分、自分が必要とされていると感じたかったのだろうか。それは少しでも彼女の自信につながるのだろうか。
勝手に比べる対象にされた千明に来た男は3人。そのうちの一人がなんと宏行(笑)。この微妙な人数が笑えて少しだけ哀しかった。
和平は、部下・知美(佐津川愛美)と、その母・秀子(美保純)との、2対1の合同見合いを結局は断る。
知美は和平のことを、うっとうしいと感じているのかと思ってたんだけど(和平自身そう思っていたはず)、違ったんだなあ。
和平に対する気持ちが自分でもよく分からなくて、それで当たりがキツメになってたのかも。いきなりの「スキになっちゃいました!」
攻撃は、結構なツンデレ具合だけど、その辺の味わいは50のおっさんには理解不能(笑)。部下の豹変ぶりが、和平の目には
ただただ不気味に映る。でも、和平は若い女子にすぐ飛びつくような人ではない。というのが分かってちょっと嬉しいような(笑)。
真平との恋にハマる千明は、職場でもなかなかの浮かれっぷり。触れていいのか、触れないのも失礼なのか。気を遣う周囲。
確かに「めんどくせー」と思うんだけど、秀子の登場でちょっと考えを改めた。
お見合いするはずだった日、朝市に出かけた和平は、そこで秀子に声をかけられる。
オシャレをした秀子は、「自分も結婚するつもりはなかった。でも、こういう恋愛っぽいことは久々で、嬉しかった」と微笑む。
自分にも「そういう可能性」があることを感じて、華やいだ気持ちになった秀子の気持ちが分かるような気がした。
そんな母親を「イタい」と知美は言ってたけど、相手とどうこうというわけではなく、「そういうこと」で生活にハリが出るとか、
イキイキするとか、それぐらいあったっていいんじゃない? それにいつもの秀子なら、おそらく和平にも声をかけたりしなかった
のではないかと思う。それって結構凄いコトだと思うんだけど。
数年前、40代の女優さんがデキ婚したことについて「キモチワルイ」というコメントを見たことがあって、コレを書いた人は
お若い人なのかな〜。と勝手に想像してしまったんだけど、若い人の目には、中年以降の恋愛ってまだまだみっともないこととして
映るんだなあと思った。彼らにとっては、恋や見合いで浮かれるこちら側は、よっぽど不気味に見えるのだろう。
でもね、例え老い先短い人生でも、たまにはワクワク・ドキドキしたい気持ちがあるのだということぐらいは、理解してほしい。
宏行が「出会い系」に来たのも、「あわよくば」という下心があったんだろうけど、元々は「そういうこと」から、きてるんじゃ
ないかしらね。みんな滑稽でめんどくさいけど、私にはこの人達をバカには出来ないわ。(クーラン)