三連休中日

連休中だが、この日オットは休日出勤。夕飯も食べてくるとのこと。私はゆっくり一人酒した。
ということで今日のつまみ

  • 昆布巻き
  • ごまめ
  • 焼き豚 日本酒「宮の雪」できめる

モンドセレクション金賞受賞
前に多分呑んだことがあると思う。その時と変わらず呑みやすいです。お節料理を完食! ご馳走様でした!


大河ドラマ平清盛」初回鑑賞。<あらすじ>1118年京都。貴族の世は乱れ、平氏の嫡男・平忠盛中井貴一)は、朝廷の命令で盗賊の捕縛を行う等の汚れ仕事を
行っていた。忠盛は物乞い姿の女・舞子(吹石一恵)と出会う。舞子は院の御所に出入りする白拍子で、最高権力者・白河法皇
伊東四朗)の子を身籠っていた。不吉な子として殺されることを恐れた舞子は、源為義小日向文世)達の追及から逃げていた。
そんな舞子を忠盛が自らの屋敷に匿った矢先、赤子は生まれた。その赤子こそが、のちの平清盛であった。


面白かった。今後一年期待し続けることが出来る作品になるのではないかと思う。
カメラは、武士や庶民の世界は小汚く、逆に貴族の世界はどこまでも美しく撮り上げて、約1100年前の理不尽な社会をこれでもかと
映し出す。それを支える衣装やセットも、時代設定に叶ったものに見えた。例えば、貴族女性のメイクはかなり眉が薄めで、
これはヴィジュアル的には結構な冒険ではないかと思う(そうでもない?)。松田聖子にあのメイクを施したところに、スタッフの
本気の度合いが伝わってきた。杏さんも凄かったな。でも、かっちょいい。
平清盛白河法皇の御落胤という伝承?は聞いたことがあるけど、とにかく白河法皇の女癖の悪さは酷過ぎるから、真偽のほどは
どうなのかしらね(笑)。でも、ドラマティックな設定であることは間違いない。ていうか、清盛が馬小屋で生まれたのには
ちょっと笑った。キリストか!
育ての親・平忠盛(中井貴一)は、人としての男としての器の大きさが伝わってくる。舞子に対する感情が愛情なのか、同情なのか、
分からないうちに、女は死にその子供が手元に残る。その子を我が子として、嫡男として育てようと決意した時、忠盛という人は
変わったのだと、自分を変えたのだと感じた。時には清盛を突き放し、時には見守る、越えなければならない大きな存在として、
清盛の行動規範を形作っていく。忠盛という存在は、この作品の背骨のようなものなのではないかと思う。ぶっとい背骨を
中井貴一が重厚な演技で表現していた。
貴族社会の禍々しさを一身に体現してみせる伊東四朗の白河も凄い。素晴らしい衣装やメイクのせいもあるのだろうが、
全身から化け物じみた雰囲気を漂わせていて不気味。貴族社会・武家社会の格差だけではなく、関わった人間が蒙る理不尽な
運命そのものを象徴するような存在で、今後どこまでド変態ぶり、もとい冷血ぶりを極めるのか楽しみ。
若干、気になるのは、劇中使われる「王家」という言葉。これって何を指すの? 天皇家と考えていいのかしらね?
個人的に、私が今まで見た大河ドラマの中では、一番古い時代設定の話でもあるので、時代考証の件でも勉強になりそうだし、
平家一門の栄枯盛衰の物語には、物凄い興味が湧く。次回は早くも松ケン登場だし、期待大です! (クーラン)