夕飯
ということで今日の夕飯
- サーモンのムニエル ホワイトソース(サラダ付け合せ)
- 炒り豆腐(青梗菜・パプリカ・人参・長葱・卵)
- 八つ頭の煮物(お節料理の残り)
- ワカメ・しめじ・大根の味噌汁
★新春ドラマSP「もう誘拐なんてしない」(原作:東川篤哉)鑑賞。<あらすじ>上京して7年"スーパーヒーローになる"という夢を諦めきれない翔太郎(大野智)は、20代最後の冬に仕事をクビになるが、
先輩の甲本(佐藤隆太)から"石焼き芋屋台"を任される。仕事中、「テキ家、花園一家に追われている」と言う女性(新垣結衣)を
とっさにトラックに匿う。更に「病院に連れて行ってほしい」と頼んでくる図々しさに呆れる翔太郎だったが、名前を聞いて、
後に引けなくなる。彼女は「花園絵里香」。花園家親分(北大路欣也)の娘だったのだ。これがこの冬の悪夢の始まりだった・・・。
原作は未読。古家和尚脚本作品だったので見てみた。まず、タイトルバックのデザインや映像が凝っていて、好印象。
冒頭、ヒーローショーで、動きの悪い「ヒーロー」に業を煮やした「やられ役」がヒーローをボコボコにする。
その「やられ役」が主人公なのかと思いきや、ボコボコにされたヒーローを思わず助け起こしてしまった「やられ役」が翔太郎(笑)。
ヒーローのメンツを潰したという、どうでもいい理由で首になる。優しいけれど、我を通すアクの強さもない。翔太郎のこれまでの
人生での微妙な立ち位置が象徴されていて、なにやら微笑ましく続きが気になった。
俳優のコメディ演技も各々ハマっていて、それを活かしたテンポのいい演出がキマッていた。北大路欣也と高橋克実のセコイ
貸し借りの歴史をあげつらう「仁義なき戦い」には爆笑。 貫地谷しほりさんと山口紗弥加さんのスケバン対決もキマッていた。
大野さんは演技の間の取り方がとても巧く、新垣さんはとてもキュート。
クライマックス、離れていく船にヒーローよろしく飛び移ろうとした翔太郎が、怪人・海藻男(爆)と化して、一件落着させる
展開が、彼らしくて、とても良いなあと思った。終わり方も爽やかでした!
犯行時刻のトリックはすぐに分かったが、あれは確かに映像で見ると惑わされると思う。身代金を渡す側、受け取る側を切り返しの
連続で見せることで、観客にある固定観念を抱かせている。映像化する意味があるトリックだと感じた。
ミステリーだけどコメディテイストで、肩が凝らずに楽しめる雰囲気、俳優陣は細部に至るまで豪華な面々で、新春を飾る
スペシャルドラマとして、充分楽しめる内容だったと思う。
ところで、翔太郎は、やっぱり「正太郎少年」からきてるのかしらね? ヒーロー好きという設定だったし(でも、古すぎ!)。(クーラン)