適音

休日。この日は夕方から映画を観に出かける。映画終了後、軽く呑んだ。
ということで今日のつまみ

揚げパスタ、塩キャベツ、ナスとトマトのチーズ焼き オットはビール、私はハイボールできめる


ところで、この日は近くで、あるアーティストのライブが行われていたのか、行く店行く店「本日のBGM f○○○○○○○
(アーティスト名)」の張り紙が貼ってあった。遠征して店を探すのも面倒くさいので「まあ、いいか」と、その中の一軒に
入ったのがコチラ。しかし、それが大きな間違いだった。
客はたいして多くはなく、店内では、そのバンドのライブDVDらしきものが映されていたのだが、その音量がハンパなくデカい! 
声を張り上げなければ、会話が成立しない状況で、あそこまでいくと「音の暴力」以外の何物でもない。今まで、良くも悪くも
感じたことがないバンドだったが、この時だけは心底彼らを「憎い!」と思った(笑)。もちろん、逆恨み(笑)。
この人達はライブを盛り上げようとただ頑張っているだけなのに・・・。
ああいうタイアップ?は、やり方次第で却ってそのアーティストの印象を悪くするものだと感じた。別にBGM流すのは仕方ないにしてもさ。
音量ですよ、音量。たったそれだけのことで、そのアーティストへの心象が変わるのなら、ちょっとは気にしてみてもいいんじゃないか
と思う。とりあえず、コチラは早々に退散致しました(笑)。


★この日観た映画は「第二回午前十時の映画祭」より、「ブラック・サンデー」(原作:トマス・ハリス
監督:ジョン・フランケンハイマー 出演:ロバート・ショー、マルト・ケラーブルース・ダーン)。<あらすじ>大統領を含む数万人の観客を呑み込んだスーパーボウルの競技場を爆破しようと企む国際テロ組織「黒い九月」と、
イスラエル特殊部隊の攻防を描いた堂々たるアクション・スリラー大作


実在のテロ組織「黒い九月」を扱っているためか、公開目前に「上映中の映画館を爆破する」という脅迫が入り公開中止。
プリントも廃棄され幻の映画となった、いわくつきの作品。私はもちろん初見。オットはビデオで見たことがあるらしい。
観る前は、143分 というかなり長い上映時間に腰が引けていたが、実際観ると、そんなに長さは感じられない。ボンヤリと
内容は知っていたが、9.11が実行される約25年も前に、これほど大掛かりな仕掛けを用いて、国内テロの危険性を描いた作品が
あることに驚いた。エンターテイメントとしても面白いと思う。ただ、爆破作戦自体が、結構、雑な計画であることが
気になってしまった。終盤のクライマックスは迫力満点だが、パニック映画の側面から観ると、演出がやや粗い。
もうひとひねり欲しかった気もする。ジョン・ウィリアムズのスコアが高らかに鳴る中、唐突に終わるエンディングは圧巻。(クーラン)