休日

この日は夕方から新宿に出かける。用事をサクッと済ませて辺りをブラブラするが、たまたま通りすがったIDC大塚家具
なんとなく入ってしまった。入ったのは数年ぶりだったが、なにやら勘違いをされたらしくて、係の人を紹介されて、
店内をあれこれと案内された。ノリで「革張りのソファを見たい」と(オットが)言ってしまったので、それメインで案内してくれた。
最初は戸惑ったものの、職人さん達の繊細な仕事や、家具の仕組みを色々と説明してくれて興味深い。結果的に、ソファと言わず
他にも色々な家具を見て回った。大変面白かった。買う予定が無いのが、心苦しかったが(笑)。


夕飯は、新宿高島屋内の「そば処 総本家小松庵」で食す。
ということで今日の夕飯

花籠・とろろごはんセット(オット)、豆乳鍋セット(私) なんと白子入りで美味しかった。オットはビール、私は白ワインできめる

もちろんお蕎麦付き。つゆは甘め。こんな美味しい蕎麦久しぶりだった。
 夜景がきれいだった。


★「専業主婦探偵〜私はシャドウ」第8回鑑賞。<あらすじ>武文(藤木直人)が、新山(遠藤憲一)に利用されていると知った芹菜(深田恭子)は、千早(石田ゆり子)に
妻であることを明かし、夫を苦しめないでと頼む。武文は、泰介(小日向文世)に新山の背任行為の証拠集めを指示され断わるが、
泰介は態度を豹変させる。夫を尾行していた芹菜は、見たことのない父の姿を目にする。そして、あることで武文を苦しめていた事を
知った芹菜は、陣内(桐谷健太)に探偵を辞めると言い、翌日姿を消す。武文は、いなくなった芹菜の捜査を陣内に依頼するが・・・。


色々と切ない回だったなあ。
泰介が武文を度々脅していたネタは、2年前、芹菜が流産した件についてだった。接待仕事でケータイをオフにしていた武文は、
突然の痛みと恐怖に苦しむ芹菜の傍についていてやれなかった・・・。
前々から「芹菜に子供がいれば、夫に対する濃ゆい愛情も、分散されて少しは薄まるのでは」と思っていたので、彼女が流産していた
という事実は衝撃。しかも「二度と子供が産めない体になるかもしれない」なんて、芹菜が背負うには、あまりに深刻な状態に
呆然とした。病院に駆け付けた武文を「なぜ傍にいてくれなかった。君には一生かけて償ってもらう」と泰介は責める。
武文の上司だったならば、傍にいられなかった事情も理解できるはず。それでも、男手一つで娘を育ててきた父親として、
武文を責めずにいられない泰介の気持もよく分かる。
「ふみクンを一番苦しめていたのは私だった」と泣く芹菜の言葉は、当たっている部分もあるのではないかと思った。
流産の件で、武文自身も、妻に対してどこか罪悪感を抱く時もあったのではないか。芹菜は、そのことで武文を恨む気持ちは
毛ほどもなかったと思う。でも、子供に注ぐはずだった愛情は、尚一層夫に向けられ、武文はそんな妻の姿から眼を逸らしたかった
気持ちもあったのではないかと感じる。


「出世の為に専務の娘の芹菜と結婚したのでは?」と問う陣内に「自分自身より妻を愛していた」ときっぱり答える武文。
でも、そんなに愛した人なのに、いつの間にか目も合わせない存在になっていた。身重の妻を気遣い「先に食事を食べて」と
マメに連絡を入れていた武文を見てしまうと、たかだか2年であまりにも変わってしまったこの夫婦の関係性が寂しい。
「だったら自分で探せ!」と陣内に突き放された武文は、手がかりを求めて自宅を調べる。
そこにあったのは、いつ帰ってもすぐ食べられるように下準備された食品等々、武文が日々を快適に過ごせるようにと願う
芹菜の数々の心遣いだった。「お腹すいてない?」といつも問いかけていた芹菜。武文が腹を空かせてやいないかといつも
心配してしまう芹菜の愛情は、もしかしたら母親のそれとも通じるものがあるのかもしれない。武文にとってはうっとうしいだけで、
芹菜にとっては会話の糸口のような言葉だったけど、あの一言には芹菜のありったけの愛情が込められていたのだと思う。
「君は24時間全てを僕の為に使ってくれていたんだ・・・」と思わず涙する武文。確かに行き過ぎの部分もあるし、今まではそれが
ウザくて仕方がなかった。でも、母が子をいつも想うように、夫をいつも想っている芹菜の愛情に武文は生かされていたのだ。
芹菜ほど主婦業完璧で愛情深い女性はいないと思うよ、私も。ちょっとウザいけど(笑)。


武文と陣内は各々芹菜を捜索するが、陣内より一歩早く武文が芹菜を見つける。夫婦の思い出という切り札があったものの、
探偵より早く芹菜を探し出したのは、妻にそれだけの愛情があるからだと思う。
ようやく見つけた芹菜が武文と共にいる姿を見て、うっすらと涙を浮かべる陣内。陣内の気持を考えると、これもまた切ない。
実のところ、芹菜の才能を開花させた陣内の方が彼女に合っているんじゃないかとも思っているので、どんな結末になるのか、
期待大。(クーラン)