休日

休日。オットの体調はかなり回復。夕方から映画を観に出かけた。開映まで時間があったので、「せんば自由軒グリル」で食事をする。
ということで今日の夕飯

ハイシオムライス(オット)。茸たっぷりカレー(私)  カレーは一口目は甘く感じるけど、段々と辛くなる。

スープサラダセット。私は白ワインできめる。オットは呑まず。


★この日観た映画は「猿の惑星:創世記ジェネシス)」(監督:ルパート・ワイアット、出演:ジェームズ・フランコ)。<あらすじ>SF映画の金字塔『猿の惑星』、その始まりを最新技術を生かして描くSF大作。
アルツハイマーの薬を研究しているウィルはチンパンジーに新薬を投与する。目覚ましい知能の伸びを見せたメスが産み落とした
チンパンジー・シーザーを育てるウィルは、彼に高い知能があることに気付く。ある日、アルツハイマーを患うウィルの父親が
隣人ともめているのを見たシーザーは、彼を守ろうと暴れ、霊長類保護施設に入れられてしまう。(以下、若干ネタバレ)


物凄く面白かった。脚本・CG・演出、全てが素晴らしく、全てがうまく噛みあっている。SF的にも、映画的にも無理がなく、
理に叶った物語で、とても面白い。地球が「猿の惑星」となる原因が、アルツハイマーの治療薬の開発から始まるという設定は、
奇妙にリアリティがあって納得させられてしまった。支配する者とされる者、差別する者とされる者の対立の物語。
父とウィル・ウィルとシーザー、二組の親子の別れの物語。生き物としての尊厳を取り戻す物語。自然の摂理に逆らう愚かな
人間の物語。普遍的なテーマがいくつも内在していて、深く考えさせられた。
猿達は、あれはホントにCGなのだろうか? 着ぐるみじゃないかと思うほど質感があって、技術的にも凄かった。
中盤は、保護施設に入れられたシーザーが自我に目覚め、猿達に覚醒を促す部分に充てられる。言葉を話さない猿だけで、
物語を引っ張るのだが、演出が素晴らしいので全く中だるみがなかった。壮大なスケールの割には、1時間40分という
短い時間で非常にコンパクトに作られていて、それもとても良い。映画はただ長く撮ればいいというものではないと思う。
点と線だけで、刻々と滅びゆく人類の行く末を描くエンドロールが衝撃。最後まで楽しめます。
ウィルの父親をジョン・リスゴーが演じていた。見るのは久しぶり。老人の役をやる年なんだなあと思うと感慨深い。(クーラン)