三連休初日

休日。この日は映画を観に行った。レイトショーだったので車で出かける。
途中で、先週入った「定食 キムラヤ」で夕飯。すっかりファンになった(笑)。
ということで今日の夕飯

私は、とりあえず日本酒をきめる。お通しはセロリのゴマ和え

オットはカツライス。すごいボリューム。カツはサクサクだったそうです。
私は味噌ラーメン。店内の張り紙や、箸袋の「中華そば」が気になって頼んでしまった。定食屋さんってなんでもあるのね。
お店の方が、なんと我々を覚えていてくれて感動した。美味しかったです。ご馳走様でした。



★この日は、観た映画は「モテキ」(監督・脚本:大根 仁 原作:久保ミツロウ 出演:森山未來長澤まさみ麻生久美子
仲 里依紗、真木よう子新井浩文金子ノブアキリリー・フランキー)。
いや〜!面白かった〜! 今年観た新作映画の中で一番面白かったかもしれない。もう一回観たいくらいだわ。(以下、若干ネタバレ)


映画版はオリジナルストーリーなので、どうなるのか若干不安を覚えていたんだけど、余計な心配だった。
モテキワールド全開のホントに面白いストーリー。人気ドラマが映画化されるときに陥りがちな、空虚で大仰な演出等に走ることも
なかったし、ドラマの画をそのまま映画版キャストで再現したOPには、「ああ、いつものモテキだあ」とジンワリした。
ていうか、幸世は相変わらず非モテオーラ全開だし、そんな卑屈男がヒロイン達に傷つけられたり、傷つけたりで、やってることは
ドラマ版とたいして変わりなかったりする。だったら、テレビドラマを映画館で流してるだけ?となるのかもしれないけど、
それがちゃんと映画になっていた。こういった青春の悶々を描く映画は、昔から作り続けられているジャンルであって、
ある意味、王道に則った作りになっていると思う。このジャンルの映画に不可欠な、その時代の若者?の生態や空気が作品から
滲み出ていた。
ヒロイン総入れ替えは裏目に出ないか心配だったけど、このヒロインが物凄くイイ。
特に長澤まさみ。今まで、これといった興味をひかれない女優さんだったけど、あまりの演技の巧さにビックリ。
明るくて、しっかりして、フワフワして、ピュアで、ちょっと性悪という、とらえどころのないヒロインをホントに自然に体現していた。
主演の森山さんとともに作品の空気を体現して、モテキという映画を背負っていたと思う。
麻生久美子に「重い女」を演じさせるなど、意外性のあるキャスティングもバッチリ決まっていた。殆どヨゴレじゃないかという
イタい役を面白おかしくキッチリ演じる麻生久美子には感動。あとの二人は、面白い役だったのにストーリーには直接絡まなかったのが
ちょっと残念だったかな。特に仲さんが演じた、若いのに人生悟ってるキャパ嬢なんか、イイキャラだったので、活躍しなかったのは
惜しかった。


音楽のチョイスも最高でしたわ。Perfumeは「Baby cruising Love」をもってくるところに、「監督、分かってるなあ」と
心の中で拍手喝采。ジワジワ沁みてくるサビのせつなメロディを本人出演の大画面で見れて感動。
個人的に一番音楽聴いてた頃の曲がバンバン流れるので、嬉し・恥ずかし・ホロ苦しデシタ。
最後の曲はアレしかないよな。「その頃もぼくらを支えていたのは、やはりこの曲だった」よ。私も!(クーラン)