リクエスト

出勤時、「最近呑み疲れているので、今日の夕飯はサッパリしたものが食べたい」とオットにリクエストされる。
ということで今日の夕飯

  • ごまだれつけ麺(ワカメ・竹輪・プチトマト・人参・キュウリ・グリーンリーフ・鶏ささ身)
  • 冷奴(なめこ・茗荷)
  • ポテトサラダ


サッパリしていて美味しいとオットに好評。「ごはん命」にしては珍しいお言葉


★「IS[アイエス]〜男でも女でもない性〜」第5回鑑賞。<あらすじ>伊吹(井上正大)に抱きしめられた春(福田沙紀)は、男であるはずの自分の中に湧き上がる初めての感情に戸惑いを
覚える。そんな2人を目の当たりにした美和子(剛力彩芽)は、苛立ちと寂しさから、体のことを隠したまま伊吹と付き合うのかと
春を厳しく問い詰めてしまう。男でいたい春が体も心も女性化しているのに対し、女でいたい美和子の体は少しずつ男性化が
始まっていたのだ。IS同士なのに美和子と分かり合うことが出来ず、春は無力感に打ちのめされる。


男のはずなのに、同じ男の伊吹に初めての恋心を感じて混乱する春。まさかそうくるとは思わなかった。体は女性化が進んでいても、
心は男。なのに、好きになったのも男。ホントややこしい。でも、これって心は男、体は女とか、どこまでも男女という区分けで
考えようとするから、ややこしく感じるのかもしれない。この曖昧な性が「春」という人なのだ。と考えるのが一番自然な感じもする。
「男でも女でもない性」という意味が、初めて分かったような気がした。
それに、心の女性化が進んだから、春は伊吹に恋をしたというわけでもないような気がした。不安や葛藤を抱える春に、
理由も聞かずに寄り添おうとする伊吹だから、春は好きになったんじゃないかな。家族以外で春がそんな風に優しくされたい
と思ったのは、伊吹が初めてだったんじゃないかと思う。


しかし、誰よりも春に近い存在でいたいと願う美和子にとっては、春が一層遠くなってしまったようで寂しくて仕方がない。
春が昼間の太陽なら自分は真夜中の月だと言う美和子。太陽は自らの力で輝くが、月は太陽なくしては光ることが出来ない。
美和子にとって春がどれだけ大切な存在なのか、よく分かる。でも、美和子は春に求めすぎているようにも感じた。
美和子が自分の寂しさを理解してほしいと春に望むように、春も初めての恋に混乱する苦しさを美和子に聞いてもらいたかったはずだ。
同じIS同士でも別々の個人。完全に理解し合うこと自体、無理な話なのかもしれない。


美和子と春を引き離そうとする直子(西田尚美)を春の母・陽子(南果歩)が訪ねてくる。春を産んだ時、同じISの親の話を
聞きたいと願ったが、これまでずっと叶わなかった。支え合う関係になれればという思いで来たのだと思う。しかし、直子からは
親同士はおろか、子供同士の付き合いさえも完全に拒否される。やっと巡り合えたのに、ISの子供に対する考え方の違いから、
ここまで拒絶されるとは陽子も思いもしなかっただろう。しかし、そんな陽子に「春の性別を決めなかったことを、今でも正しいと
思っているのか。残酷だと思わないのか」と切り込んでくる直子。それこそ、今、陽子が直面している苦悩であって、
直子とも話し合ってみたかったことなのだと思う。親として苦しんでいるでことでしか理解しあえない。この母親達も辛いのだと思う。


春は美和子に誘われて、ISの自助組織の代表・乾しず江と会う。30を過ぎたが、春と同じように手術はせず、女性よりのISとして
活き活きと暮らす乾を見て、笑顔を取り戻す春。春も美和子も今のことしか見えていない。でも、その先にはこの人のように、
自分らしい生き方が出来る未来があるのかもしれない。未来を、不安だけではなく、喜びとして考えられるようになったことは、
春の苦悩を少しでも和らげたんじゃないかなと思う。次回も期待大。(クーラン)