一人酒

金曜だがこの日オットは残業。夕飯要らずということなので、私はゆっくり一人酒した。
ということで今日のつまみ

  • がんもどきとゴーヤーのエスニック炒め(昨日の残り)
  • 枝豆
  • バナナ入りシュークリーム(デザート)


終戦記念ドラマスペシャル「この世界の片隅に」鑑賞。<あらすじ>戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族のドラマ。すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、
新しい世界に戸惑う。一日一日を確かに健気に生きていくすずの喜び・哀しみ。そしてささやかな日常が描かれる。


原作三冊分を約二時間に纏めるのだから、はしょられるのは当たり前。そう考えると、それなりに纏めていたと思う。
でもどうせやるなら、このシーンやあのエピソードも入れてほしかったという残念な気持ちもあるかな(笑)。
時系列を変えた構成も、あれはあれで良かったとは思う。始まりの人さらいのエピソードはどうするのかと思っていたので、
ドラマ版は「なるほど」と思った。
原作よりも意外に優しかった径子は好印象。年長の女性らしい気遣いのエピソードが増えていて良かったと思う。
周作とリンの関係は、遊郭で知り合ったのではなく、近所同志で昔からの知り合いという設定に変えてあって、その方が「すず」が
受ける打撃は大きくなる。思い悩む「すず」の心情により近づけたのではないかと思う。
子供時代からの「すず」とリンの不思議な縁については、やっばり描かれなくて残念だったかな。
原作よりもイケメンで男らしい周作と哲にはちょっとドキドキ(笑)。でもなぜドラマでは哲を戦死させる必要があったのか、
理由が分からなかった。
北川さんの「すず」は、ぼうっとしている感じは面白おかしく表現されていたと思う。でもあまりにも美人さんなので、あの「すず」に
「こんな私が」と言われても正直ピンとこない。あれならどんな片隅にいようが、いろんな人から見つけられてしまうわ!と
思わず考えてしまいました。(←単なるひがみ)
一番残念だったのは、敗戦を知った時の「暴力で従えとったいうことか。だから暴力に屈するいうことか。それがこの国の正体か。
うちも知らんまま死にたかった・・・」という「すず」の叫びを、なぜか義父が言っていたこと。なんでだ?
あれは、国に言われるがまま信じ、耐えて、働いてきた「すず」が、敗戦で、初めて国の言う「正義」や戦争の本質について
自ら考え、悟り、怒りをぶつける大切なセリフだったと思うんだけど。
あと、ラストの「すず」と周作の巡り合いにはポカーンとなってしまった。なんで周作はあの廃墟にいると分かったんだ?
そして、ラストのあの少女のエヒソードをあんな風に描いちゃったら、視聴率欲しさに芦田愛菜ちゃんをぶっこんだと思われても
仕方がないと思いました。(すみません)  (クーラン)