三連休直前

三連休直前の月曜日。前夜祭?として、オットが仕事から帰宅後、映画を観に行く。なんと震災後、初めて観る映画だった。
随分と久しぶり。レイトショーなので車で出かけた。開映前に通りすがった日高屋で食事。
ということで今日の夕飯
  
とんこつラーメン+半チャーハン+餃子セット(オット)、ソース焼きそば+餃子セット(私)  私はウーロンハイできめる。オットは呑まず。
焼きそばはこの店のオリジナルらしいのでコレにした。麺が太くてボリュームがある。


★この日観た映画は「GANTZ PERFECT ANSWER」(原作:奥浩哉 監督:佐藤信介 出演:二宮和也松山ケンイチ)。
原作・アニメ版ともに未読。以下若干ネタバレアリです。


面白かったか、面白くなかったかといえば、面白いとは思う。でも、もっとうまくやれば傑作になったのではないかとも感じた。
中盤までの地下鉄内の大殺戮までは間違いなく面白かったと思う。地下鉄のとこはやっぱスゲー燃えたし。
でもそれ以降どんどん尻すぼんでいく。後半のニセ加藤VS玄野・加藤の日本刀対決辺りから、アクション演出が一本調子で
やってる内容は過激になってくのに、見てるこちらは徐々にテンションが下がってしまった。演者は結構凄いコトやってるのに
印象が薄いというのは、どういうことことなのかと思う。
あと、ストーリーなんだけど、前後編を見て初めて分かったが、この映画版はガンツ先生が玄野クンにとある取引を了承させるという
お話だったんだね。前編では無気力な青年がガンツワールドにとばされたことで、そこに存在意義を見出して傲慢に暴れまくるが、
その結果、加藤を死に追いやることとなり自分の無力を思い知る。後半は、生き残る為に、仲間を殺さない為にチームを統率する
ガンツワールドのリーダーとなり、現実世界では多恵(吉高由里子)との淡い恋を育む。確実に成長していく玄野だが、
ある事情で焦り気味のガンツ先生が求めるレベルはそんな程度ではなかった(笑)。玄野の魂のステージ?を上げるため、
ガンツ先生は玄野の大切にしているものをことごとく奪っていく。多恵を失い、仲間との絆も消え失せ、それでも星人との
憎しみの連鎖が続く中、全てを終わらせる為に玄野が下した決断こそが、人間に対する、現実世界に対する彼のPERFECT ANSWER
なのだと思う。それはいい。がしかし、その大きな決断に対する感動が、私にはあまり深く食い込んではこなかった。
玄野がそこまでする根拠が弱く感じた。せめて、多恵との関係性だけでももっと繊細に丁寧に時間をとって見せてくれれば、
もう少し玄野の絶望や願いを切実に感じ、彼の決断に感動したのかもしれない。色々と展開が早すぎたのかなかあ。
途中から、次々に襲う、絵に描かれた餅のような「悲劇」をボーっと眺めているだけだった。それを、さも本物のように
感じさせることこそ、映画のマジックだと思うけどなあ。主役の二人はそれでも頑張っていた。この二人じゃなかったら、
最後まで集中力を保てなかったと思う。(クーラン)