危険に遭遇せず

Hルちゃんと別れた後、適当に時間を潰してからオットと待ち合わせて映画を観に行く。
映画はレイトショーなので、その前に食事を済ませた。

「ROOT CAFE」。前に一度来たことがある。
 
可愛らしい店内。
ということで今日の夕飯

雑穀ご飯のココナッツカレー(オット)

明太キムチ焼うどん(私)

オットはコーヒー、私はウーロンハイできめる


★この日観た映画は「ザ・タウン」(監督・脚本・主演:ベン・アフレック)。
ボストンのチャールズタウンで銀行強盗を繰り返すグループと、彼らを追うFBI捜査官の犯罪アクション映画。

うん。ここ最近観た映画の中では面白い方だと思う。特にラスト以外は破たんの無い脚本が好印象。
最初の銀行襲撃シーンは面白いし、科学捜査をかく乱する犯罪集団の手際もしっかり描きこまれていて興味深い。
監督・脚本・主演をこなしたベン・アフレックの知性に裏打ちされた面白い脚本だったと思う。
しかし、その彼の生真面目さや上品さが、この映画の最大の弱点になってしまっているようにも感じる。
犯罪映画を描きながら、登場人物がみな微妙に「聞き分けの良い人」になっている。
「タウン」のしがらみに足を掬われて、吹き溜まりの街から出ていけない部分等も描かれてはいるのだけど、意外にサラッとしていて、
彼らを飲み込もうとする闇が見えてこない。犯罪映画の闇は作品全体の色気へと繋がってくるものなので、そこがあっさり
していたのが、残念だった。「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナーの好演が印象的。


レイトショー終了後、滑り込みで終電に間に合う。最近、近所で路上強盗があったので、もっかの心配は「我が家の周りが
ザ・タウン化していないか」だったが、無事家に帰れた。良かった。(←小心者夫婦) (クーラン)