電気屋巡りは続く

休日。この日は夕方から映画を観に出かける。レイトショーの為、時間があったので、またまた電気屋に足を運び、
今度はコーヒーメーカーを色々と見学した。その後、通りすがった定食屋で食事を済ませる。
 
とまとチーズハンバーグ定食(オット)&しょうが焼定食(私) 私は生ビールできめる。オットは呑まず。


★この日観た映画は、池袋新文芸坐特集「スーパーSF日本特撮映画大会」から「ゴジラ対ヘドラ」(監督:坂野義光) 。
 
当時のポスターやパンフのカラーコピーが展示されていた。思わず興奮。


なんとニュープリントだった。ビデオでしか観たことがなかったので、この作品を大画面でそして鮮やかな発色で観ることが
出来たのがまず嬉しい。観るのは二回目だが初回同様のインパクトと興奮を味わった。
当時、大きな社会問題だった公害を前面に打ち出し、汚染された海から生まれた怪獣ヘドラゴジラを対決させた異色作。
エピソードの合間に公害を語るアニメが挿入されたり、サイケミュージックに乗せて「かえせ!太陽を」とアジテーションする
主題歌等々かなりの実験的作品となっていると思う。
基本的には、低予算が分かってしまう部分もあったり、(個人的に)一番ダメな頃のゴジラの造詣だったり、登場人物が
取りとめなかったりで、気になる部分もあるにはある。
でも、ヘドロから生まれ鉱物で形成された生物で、オタマジャクシのような姿形から最終的には二足歩行へと次々と変態していく
ヘドラの設定は、空想科学的にとても面白くてワクワクする。
コジラよりでかくなったヘドラとの怪獣ファイトは、一対一の闘いだっだので、とても見応えがあった。
なにより「自分の信念を伝えたい」という作り手側の気概が画面に満ち満ちている。その結果、奇妙な描写や表現になった部分も
あるのだけど、今となっては立派なカルト映画として成立してしまった。これで俳優陣が巧ければ、更に説得力のある映画と
なっていたと思う。続編も予定されていたそうだが結局は作られなかった。残念。

ゴジラ対ヘドラ [DVD]

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エコでロハスな人は必ず押さえておかなくてはならない一本(かもしれないし、そうじゃないかもしれない・笑) (クーラン)