舌の欲

井の頭公園の象のハナコさんが64歳を迎えた」という記事が新聞に掲載されていた。
ハナコさんの哀しいエピソードも書かれていたが、飼育係の方の「ハナコは人がそばにいると喜ぶ」という談話も載っていて、
ハナコさんにとって人間はストレスでしかないというわけではないんだと思うとホッとした。
と同時に「本当はタイにいた方が彼女にとって幸せだった。だからこそ、日本で幸せに長生きしてほしい」という飼育係の方の言葉に
ハナコさんへの深い愛情や贖罪の心を感じて胸が熱くなる。私はまだハナコさんにお目にかかっていない。
一度遠くからお姿を拝見してお礼を言いたいと思った。


ということで今日の夕飯

  • かれいの煮つけ(ワカメ煮付け合せ)
  • 大豆のトマト煮込み(ピーマン・パプリカ・人参・セロリ・玉葱・ベーコン)
  • アボカドグリル
  • しめじ・長芋・キャベツの味噌汁


スーパーで卵が詰まったかれいを見た瞬間、煮付けがどうしても食べたくなって買った。
オットは煮魚好きじゃないんだけど・・・。魚卵はコレステロール高いんだけど・・・。でも、舌の欲には勝てず(笑)。


★「フェイク 京都美術事件絵巻」第四回鑑賞。
今回は、10年前に人を殺めて逃げたあげく焼死したと見せかけて偽(フェイク)の人生を生きていた男の話。
骨董狂いの男が真面目に生きると妻子に誓った矢先に起こった事件。男は誓いの証として水指を買うが実は偽物を掴まされていた。
目利きの妻はそれに気付き、あの時の夫の誓いは偽物ではなかったという思いから、本物の水指を探し出し手元に置いていた。
そんな妻の真心が、偽の人生を空しく生きていた男の心を罪を償う道へと導く。
こういったさりげない、しかし強固な人の結びつきが骨董に巧く結び付けられていて面白い。一話完結ですっきりしているのも好印象。
カップルを装い捜査しようとする白石(南野陽子)に「カッ、カップル?」と怯えた声を出す若手刑事がおもろかった。
それを「なにかぁ?」と睨みつける白石はまさにアラフォー女の迫力(笑)。(クーラン)