あたった?

休日。朝からオットが「調子がいまひとつだ」とぼやいている。
本人曰く「一昨日食べたスモークがあたった」とのことだが、生じゃなくてスモークだよ?あたるかね?
午後もじっとりと過ごすが、夕方オットが復調。本人のご希望で近場のショッピングセンターへと出向く。
まずは、センター内の「唐庄酒家」で食事。
ということで、今日の夕飯

黒酢酢豚定食(オット)&ワンタンメン、半チャーハンセット(私)
私はウーロンハイできめる。オットは車の為、呑まず。
食中毒で調子が悪いはずのオットは、ライスとスープをお替りしてがっついていた。
食後、電気売り場に行って色々とチェック。他にも幾つか買物をして帰宅。


★「99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS〜」第四話鑑賞。
段々慣れてきた。
収容所で暮らす日系人アメリカへの忠誠心を問う “忠誠登録”という質問状が突きつけられる。
とも(泉ピン子)、一郎(草なぎ剛)、次郎(松山ケンイチ)、しのぶ(仲間由紀恵)は、
それぞれの想いで忠誠登録に「イエス」と書いて提出する。
ノーと書いた日系人は危険分子とみなされ最終的には日本へ強制送還されたそうだ。
祖国へ帰れるのならノーと書いたほうが良かったのではと最初は思った。
しかし、長吉(中井貴一)とともは身ぐるみ剥がされ一文無しで祖国へ帰ることを
受け入れられる人ではない。という一郎の言葉にも納得がいった。何もかも奪われたまま国に帰るのは
彼らの誇りが許さないのだろう。誇りでは飯は食えないが、日本人の意地というか、
それを行動規範にしている人はまだまだ当たり前にいた。その最後の世代なのかもしれない。


アメリカ陸軍への入隊が決まった一郎は悩みに悩んでしのぶにプロポーズする。
その言葉に感極まった表情を浮かべるしのぶにジンワリと感動。これは彼女が強い意志で
勝ち取ったものでもある。どんな形であっても一郎と結ばれることを願い続けていた。
あまりにも美しすぎる純愛だが、その強靭な想いには胸が熱くなった。


日本に帰国したしづ(寺島咲)とさち(川島海荷)はおばの家で食うや食わずの生活を強いられる。
あわや学校を辞めさせられそうになったさちは、早朝から夜まで人の倍働いて学校に通う。
「働いているのだからごはんくらいは食べさせてもらいます!」とおば達にきっぱりと言い渡すさち。
まともな人は生きられない世の中、自分を変えて強くなっていく彼女も、まさしく生きることを
勝ち取うとしていると感じた。


一郎は日系二世だけで編成された四四二戦闘連隊に配属。アメリカ陸軍の象徴・テキサス大隊の
ドイツ軍からの救出作戦で戦友をかばって戦死する。
この戦闘シーンは、かなりの時間を割いて描かれていて、戦闘の激しさもしっかり画面に収めていた。
榴弾ごと手を吹っ飛ばされるシーンなんて、ゴールデンのドラマではなかなかお目にかかれない
代物だと思う。作り手がこのシーンをどれだけ本気で撮っているのか伝わってきた。


しかし、一郎の生涯を考えるとあまりにも無念。生まれた時から差別に晒され続けたが
日本の土を踏んだことは一度もない。アメリカ人の友も出来ず、新婚旅行の宿では追い払われ、
生まれた子供にも会えなかった。それなのに、アメリカ人を助けるために戦死。
気丈に振舞う家族を見て、何とも言えない気持ちになった。
特に長吉は、アメリカ兵となった息子に、内心複雑な感情を抱いていたように思う。
でも、息子が志願したことにより、長吉は家族のもとに戻れたというジレンマもある。
そんな中での一郎の戦死。その後の平松家は・・・。残り一話も一応見ます。(クーラン)