たまや〜!

この日は夜から毎年恒例花火大会を見に出掛ける。
保冷ボックスにビールを詰め、モスでハンバーガー等買ってテクテク歩く。
花火を見に行くと言っても人混み大嫌いのオットですので、少し歩いた
倉庫の駐車場で、毎年ゴザ敷いてビール呑むだけですけどネ(笑)。

 酷い写真ですがご容赦を(汗)。
今年は風向きが良かったのか、全体像がはっきり見えてとても美しかった。
チビッ子ギャラリーも多くて、「たまや〜っ!、かぎや〜っ!」と飽きもせず
連呼し続ける様子に癒される(笑)。


★この週の「ゲゲゲの女房」は、鬼太郎ブームの始まりと様々な別れの形が描かれていた。
「ゼタ」の深沢(村上弘明)と郁子(桜田聖子)が、ついに袂を分かってしまった。
ゼタを「漫画業界の自由の砦」にしておくため、大手出版との合併を断った深沢の選択は
間違ってはいないと思う。実際、「ガロ」が無ければ日本の漫画文化は大分様変わりしていたはずだ。
酒場で「先進国で大人が漫画を読んでいるのは日本だけ!」等とクダを巻いていた
オヤジ達に言ってやりたい。目の前のこの人が踏ん張ったからこそ日本の漫画は高度に進化したのだ。
(原稿料1ページ800円にはビックリしたが)
また、ゼタを去ることにした郁子の気持ちも理解できる。
当時は、今のように女性が仕事・結婚・子供、の全てを望めるような社会ではなかった。
その中から郁子は仕事を選び、更には仕事のあり方までを自分で選択した結果、
深沢の元を去ったのだろう。
彼女の興味は、世の中にもっとインパクトを与える仕事へとシフトしてしまったのだと思う。
二人が互いをどう思っていたのかは分からないが、憎からず想いあっていたのかもなあ。
ゼタで同じ方を向いて仕事をしている間ははっきりさせる必要も無かったのだろうし。
いずれにせよ、そういう巡り会わせだったのだ。


いずみ(朝倉えりか)と倉田(窪田正孝)にも、「そういう巡りあわせ」を感じた。
互いに淡い思いを抱いても、倉田は漫画家としてデビューもしていない。
今は集中して漫画に打ち込むべき時なのだ。それを察して、安来に帰っていくいずみに
大人の女性としての思慮深さを感じた。それはおそらく布美枝(松下奈緒)さんから
学んだものじゃないかなあと思う。
この時代の人達は、いつも全てを欲しがるんじゃなくて、いざと言う時に一つだけを
選ぶ潔さがスゴイと思う。彼らはそうするしかなかったのだろうけど、
それを前へ進む糧にしているところに清々しさを感じる。
倉田は今週でアシさん卒業。窪田クンが見れなくなるのは寂しい〜。 
ところで、倉田がいずみにプレゼントしたアノ絵は、誰が描いたんですかね?
水木先生じゃないし、池上先生?


布美枝さんと水木先生(向井理)の夫婦の形も徐々に変わってきている。
以前は、「二人で頑張っている気がしていた」布美枝さんが、「お父ちゃんの背中が時々見えなくなる」
と不安を覚えていた。修平(風間杜夫)絹代(竹下景子)と同居も始まる。大変そう〜(笑)。(クーラン)