調整日

休日。オットは譲り受けた液晶テレビの画質調整に夢中になっていた。
おあつらえ向きに、ケーブルテレビで「エイリアン」が放映されたので見たが、

なかなかイイ画面で満足。夕飯は家呑みする。
ということで今日のつまみ

  • 冷奴
  • もずく酢
  • 小鯵の南蛮漬け
  • 天ぷら(海老、しめじ、さつま芋、茄子、その他)
  • その他  私は白ワインできめる。オットは呑まず


今週の「ゲゲゲの女房」は、漫画を発行してくれる出版社が無くなり経済的に更に
困窮してくる話だった。
食うために、意に染まぬ少女マンガを描いていた茂(向井理)の気持ちを察し涙する
布美枝さん(松下奈緒)。
茂はなんでもない風を装ってたけど、布美枝さんのアシを頑なに拒んでいたのは

アノ原稿を見られたくなかったからだろう。
でも描く機会があるだけマシだし、どんな作品でも漫画を描ける道を選ぶ人がプロだと思う。
布美枝さんが受けた衝撃は、却って茂のやりきれなさを和らげてくれたと思う。
この後、二人が飲む「湯のみに注いだ珈琲」ほど、美味しそうな珈琲はなかったなあ。


ところで、本作についてちょっと疑問があるのだけど、当時水木先生が描いていた
「貸本漫画業界」と例えば手塚治虫先生が描いていたいわゆる「漫画雑誌業界」の
棲み分けやパワーバランスはどういう状態だったのだろうか?
貸本業界はこの当時相当やばい状況になっていたはず。
同時期に、漫画雑誌で快進撃を続けるトキワ荘組の作品等をどう感じていたのか気になる。
漫画表現としては「劇画」が流行っていた頃だと思うし、そろそろテレビアニメ
も作られる頃のはず。
大きな時代の流れを前に、滅ぶ側の描き手として水木先生が何を思い漫画を描かれていたのか
どうしても気になる。
まあ主役は奥様なので無理かもしれないけど、その辺をちょっこし(笑)
描いて頂けたらとても嬉しい。(クーラン)