今日も休日

連休明けのはずだが、この日オットは休みをとる。
夕方から映画を観に東銀座に出かけた。映画館鑑賞後、定食屋で食事。
ということで今日の夕飯

カツ煮定食(オット)&揚げだし豆腐定食(私) 私はビールをきめる。オットは呑まず。


この日は観た映画は、銀座シネパトス「日本映画レトロスペクティブ−PART8−」特集から
大魔神」(監督:安田公義 出演:高田美和、青山良彦藤巻潤)。
昔テレビで観たと思うが殆ど記憶無し。
むしろ江口寿史のマンガで描かれていたパロディの方が記憶に残っている(笑)。
改めて観ると、意外に(すみません)しっかりした出来で物凄く楽しめた。
物語は、国を乗っ取った家老に十年間虐げられた民の苦しみと、神を敬わぬ家老の傲慢さに
ついに、大魔神様がお怒りになる。というお話。
物語の殆どを、民や若様が虐げられる話に費やすんだけど、ここで耐えに耐えるから
最後の「大魔神」の大暴れが活きてくる。
その特撮部分のレベルの高さにも驚いた。合成や着ぐるみもいい感じで、城のミニチュアの凄さと
いったらない。円谷プロが作った特撮にはない、意外なカメラアングルとかも新鮮だった。
なんというか「時代劇を作っている人が、分からないなりに”特撮”を撮ってみたらこうなった」
という感じの作品で、それが全体的に不思議な雰囲気を醸し出している。
大真面目に「日本の神話」を撮っているのも、素晴らしいと思う。
神話って、教訓だけではなく不条理なものもあるでしょう。
怒りの鎮まらない魔神が罪のない民までも踏み潰したり、姫様を人柱的存在として暗喩させている
点に、神話の不条理さの片鱗が垣間見えて面白かった。伊福部昭氏の音楽にも条件反射でアガった。
フィルムのプリント状態も良くて眼福でした。映画館で観れて良かった。

大魔神 [DVD]

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映画も楽しかったし食事も食べて、さあ帰りましょう!と駅に向うと、なんと電車が停電で不通。
大回りしてようやく帰宅する。ニュースを見たらまだ動いておらず。
こんなひどい停電は前代未聞じゃないだろうか。(クーラン)