貫禄は遠い彼方に

この日は、夕方から、ラピュタ阿佐ヶ谷「点と線」(1958年上映 監督:小林恒夫 原作:松本清張
出演:南廣、加藤嘉高峰三枝子山形勲志村喬、堀雄二)を観に行く。
初見だったが、脚本は、説明的過ぎるのに裏の深層心理があまり掘り下げられていないようにも
思われ、若干悔いたりない部分も感じる。主演の南廣(当時新人)の演技もいまひとつに感じた。
しかし、山形勲が演じる「安田」は42才。高峰三枝子が演じる安田の妻「亮子」に至っては28才
という設定で、両者のあまりの貫禄にぶっ飛んだ(爆)。あんな妖艶な28才いませんって!
とはいえ、今回ニュープリントで発色が大変美しかった。
当時の昭和の風景や風俗を大画面で観れただけでも一見の価値はあったと思う。

点と線 [DVD]

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映画終了後、通りすがった「自然派居酒屋 やんたけ」という店で軽く呑む。

ということで今日のつまみ


こちら初めて来ましたが、雰囲気も良く料理も美味しく、大変落ち着けるお店でした。
いいお店を見つけられて良かったです。また来たいです。
ビールですっかりいい気持ちになるオット。
今日観た「昭和の大人」の貫禄が、我々から滲み出るのは何億光年かかってもムリだよね。
との結論に達する(笑)。(クーラン)