カッコイイとはこういうコト?

昨日、録画予約した「サラリーマンNEO」を見る。
笑った!特別ゲストの坂本龍一西田敏行も腹抱えて笑った!
そして今回の「セクスィー部長(BIGINING!)」も面白かった。今回の対戦相手は、冨士眞奈美女史。
珍獣(失礼!)対決として大いに笑わせていただきました。


ところで、冨士眞奈美さんといえば、私の中ではNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」で会社を私物化する
女社長の怪演が凄く印象に残ってます。
時にはグロテスクに、時には寂しく企業の名物ワンマン社長を演じていましたが、その演技の
匙加減が絶妙で、見ていて何度も唸りました。
このドラマは役者陣に全く穴がありませんでしたが、冨士さんもその一人で、自分が何故このドラマに
キャスティングされたのか?何を求められているのか?をきっちり理解したうえで演じられていて、
なんて演技勘の良い女優さんなんだろうと思いました。

ハゲタカ DVD-BOX

ハゲタカ DVD-BOX

朝日新聞の金曜夕刊に、各界で活躍する人が最近見た・聞いた・読んだ物を語る「風雅月記」という
コーナーがあって、「ハゲタカ」放映終了後、それに冨士さんが書かれているのを読んだことがあります。
非常に知性溢れる文章で勉強になりましたが、冨士さんの探究心の深さに驚きました。
よく本を読み、よく人と会い、俳句も追求(そういえばNHK俳句王国にも出演されてましたね) 、
更に驚いたことには、冨士さんは監督、出演者の老若男女問わず、気になった映画を自分でわざわざ
観に行ってるらしいです。つまり単館ロードショーの映画等も。
映画というのは、良かれ悪しかれその時代の流れや空気を映し出します。
でもなによりも第一にそれは観に行かなければわかりません。
冨士さんは、そういうものを観て常に感じようとする意識を持たれているから的確な演技が出来るのでしょう。


少し前までは、私にとって冨士眞奈美は「ド派手なオバハン」というイメージでした(失礼!)。
そして「セクスィー部長」の冨士眞奈美はそのパブリックイメージをキッチリ体現して、
珍獣(更に失礼!)ぶりを発揮!! 大いに笑わせて頂きました。
笑いながら私は考えてしまいました。本当のカッコ良さって、人としての豊かさって、聡明さってなんだろう…。
人間かくありたいと本気で思いました(体型はベツ)。
「能ある鷹は爪を隠す」 恐るべし、冨士眞奈美!(今まで私が気付いてなかっただけですが) (クーラン)