「2007私の映画ベスト5」などを

1位「秒速5センチメートル」(日本)
日常の風景を緻密に描いた作画も素晴らしいが、山崎まさよしの"One more time,One more chance"
がかかるタイミングの見事さ、この演出!(いままで、特にこの曲を意識したことはなかったのだけれど…)
最初、コンビニにBGM風に小さくかかっていたこの曲が、サビのメロディにさしかかるやいなや、
過去のフラッシュバックに併せ一気に大音量となる。
ここでタイトル「秒速5センチメートル」とスクリーンいっぱいに表示される。このタイミング!
この瞬間、抑えていた感情が開放される…私は泣いた…。


2位「デス・プルーフINグラインドハウス」(アメリカ)
70年代のアメリカ映画がいかに素晴らしかったか、そんな事をしみじみ感じさせてくれる、同時代への愛情
に満ちた逸品。タラもフィルムアート社刊の「70年代アメリカン・シネマ103 もっともエキサイティング
だった13年」の愛読者か。


3位「中国の植物学者の娘たち」(フランス)
あまり評判よろしくないようですが、私は好きです。
アジアの監督・出演者ですが、フランス資本の作品。
この種のヨーロッパのエロ…古くはナタリー・ドロンの「姉妹」だとか、最近の作品だと「赤い航路」
「愛人/ラ・マン」とか好きなので。


4位「真・女喰師列伝」(日本)
オムニバスで押井守以外の監督作品も良かった、ということで。


5位「サンシャイン2057」(アメリカ)
これまた評判がよろしくないようですが、私は好きです。
この種の宇宙空間におけるクルー達のドラマ…古くは「サイレント・ランニング」だとか、最近の作品だと
「宇宙貨物船レムナント6」「イベント・ホライズン」とか好きなので。

 
6位「ラッキーナンバー7」(アメリカ)
唐突に訪れる死、意外な展開…かつてアメリカ映画にいっぱいあった小品佳作といった趣の味わいある
作品。最近ないですね、こういうの。


あ、ベスト6になってしまった。(○)
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