鎌倉旅行第一日目 その六

この日の宿は「ホテルニューカマクラ」。
築80年大正建築の洋館でこれも鎌倉市景観重要建物に指定されている。
一応クラシックホテルの部類に入るが素泊まり。
実は今回ここに泊まる事をかなり楽しみにしていたと同時にかなりドキドキもしていた。
というのもネットで調べると賛否両論かなり分かれるので私達はどちらと感じるのか
不安だったのだ。


ついに到着。アーリーアメリカン調のこじんまりしているが由緒ある建物に感動する。

しかしホテル兼時間貸駐車場に無造作に置かれた車(ほとんどの車が駐車場のみ利用)
の奥に建っておりその風景がなにやら笑える。
ところがなんとチェックインはこの駐車場受付(もちろん外)で行う。
なんだか面白そうな雰囲気ににわかに楽しくなってくる私。
ホテル内部に入るとシャンデリアや赤い絨毯を敷いた階段が眼に入り、
濃厚な雰囲気にゾクゾクする。
従業員の気さくな男性に案内されるが私達の部屋はホテルの一番人気でテレビでも
放映されたと説明を受ける。
これが私達の部屋「北紀行」。
  
 








なんでも数年前「TVチャンピオンのリフォーム選手権」で優勝した部屋らしく、高い天井、
木を大胆にアクセントに使った内装、落ち着くインテリア等ホテルの雰囲気を壊さない
素敵な部屋。 


このホテルはとにかく入った瞬間から興奮して写真撮りまくりだった。
部屋もそうだが廊下等の共用部分には長い年月を経た赴きが漂っておりその空気を
味わうことが出来る。

しかしこのホテルのスゴイところは歴史ある建物を全くの普段使いにしているところだと思う。
普段使いだからもちろん清潔にしているし、気取りも無いので私達でも無頓着に利用できる。


泊まった部屋が良かったのでかなりの好印象だが、一人部屋は本当に狭いとか昔は
本当にスゴカッタとかいう話もネットで読んだ。
しかし年々改良を重ねているようだし(その分独特の雰囲気は薄まっているのかも)、
カップルや友人同士なら十分快適なのではないだろうか。
もちろんこのユルサを楽しめる人限定だが。


お風呂・トイレは共用。お風呂は家族で使えそうなやや広めな物と一人用の小さめな物の
2種類あるが家庭で使用されるような普通のお風呂(しかしジェットバス付)である。
男女の別なく貸切制で24時間使用可。


トイレは2階しか使用していないが、男女別に一つずつあり非常に綺麗だしウォシュレット付き。
洗面所はハンドソープが備え付けられ手拭用タオルは清潔な物が何枚も用意されていた。


アメニティは浴衣・タオル類・歯ブラシは用意されており、リンスインシャンプーと石鹸(!)が
風呂に備え付けられている。ドライヤーは洗面所と風呂場に備付。


トイレが共用なので使いたい時に入れない事もあるが大して気にならなかったし
私的にはなんの問題も無かった。


素泊まりなので激安だし、チェックインは7時迄と決まっているがその後の門限もなし。
夜遊びし放題(笑)。イイ感じで楽しめるホテルだった。(クーラン)