夕飯

この日、オットは残業で夕飯要らず。私もあるもので適当に済ませる。

  • 焼きそば
  • 豆腐サラダ
  • カフェムース(デザート)


★「ゴーイング マイ ホーム」8話鑑賞。
〈あらすじ〉クーナのイベントに少しずつ人が集まる中、良多(阿部寛)は蒲鉾の正月キャンペーンを任される。
真田(新井浩文)は、指名でビール新商品のCMを担当するが、自分のこだわりが通らない仕事に違和感を覚える。
良多は多希子(YOU)が家出したと聞き、多希子を呼び出す。


多希子と良多の会話に爆笑。口では姉に全く歯が立たない良多。いくら弟の体がデカくなろうとも、この姉弟の力関係は、
死ぬまでこのままだろうよ(笑)。多希子が家出したのは、前回、父親が退院して大喜びしている母親を見たからだった。
「体の自由が効かなくなって、ようやくこの人は自分の元に帰ってきた」と言う母の言葉は、一見怖いような気もするけれど、
それだけ父親を愛しているということ。私はそこまで自分の夫を愛せない。そんな人とこの先ずっと暮らしていくのかと思うと、
たまらなくなった。と言う多希子。実は、多希子の家出は初めてではなくて数年に一度の割合であるらしく、家族は慣れっこに
なっている。確かに迷惑なのだけど、多希子という人は、以外にも、その都度足を止めて自分自身を見つめ直しているようにも思えた。
家族との関係性なんて、その家庭ごとにそれぞれ違っていて当たり前。明確な正解なんてないと思うのだが、多希子は、それを
突きつめて考えてしまうのかもしれない。
けれど、「母親が子供の犠牲になるのは当たり前」という良多の持論に辟易として、こんな男より旦那の方がまだマシ!
という結論に至った。メデタシメデタシ!良多GJ!(世の女性の全てを敵に回したと思うけど・笑)


色々な形の夫婦がいるわけで、惠(加瀬亮)と菜穂(宮崎あおい)夫婦の再会は切なかった。
菜穂の頑なさに夫は耐え切れなかったのだろうか。と想像していたが、再会の様子を見ていると、惠も結構な頑固者に見えた。
ダム建設が一つのきっかけだったのだろうか?自分達の街を自ら壊すような真似に絶望して街を出て行った(のか?)。妻子を置いて。
「あの街は何をやっても無駄だ」と吐き捨てるように言う惠。もともと良い思い出が無かった土地でもあるらしく、そういう意味でも
挫折とか、失敗とか、そういうの全部ひっくるめてリセットしたかったのだと思う。
それに対し「やっぱり故郷だし私はそんなふうには思えない。」と言う菜穂。菜穂がそう言うことが、惠には分かっていた。
そして、お互い決して譲り合うことはないと思った。だから何も言わずに、話し合わずに出て行ったのでは。
でも惠は、菜穂という人を分かっていたとしても、家族として彼女を見たことがあったのだろうか?
惠と一緒に働く見知らぬ女性について尋ねる菜穂に「そんなこと気にするなんて、菜穂らしくない」と言う惠。
長年音信不通だった夫の傍に女性がいたら、当然気になるだろう。ていうか、どうして気になるのか。ということに思い至っていない。
菜穂はまだ惠のことが好きなのだ。夫として子供の父親として愛しているのだ。菜穂は、惠の居場所を知ってもなかなか会いに
行かなかった。行けなかったのだと思う。もしかしたら家族でなくなってしまうかもしれない。それが怖くて行けなかったのだ。
そんな菜穂は、惠にとって「らしくない」ということになるのだろうか。
「すまない。でも後悔はしていないんだ。」と言い切る惠を寂しそうに見つめる菜穂。
「後悔は、かつてそこに愛があった証拠である」という格言の通りなら、惠の菜穂と息子への愛情はなかったということになる。
だから、妻子もろとも人生をリセット出来たのだろうか? いずれにしても、菜穂は夫という家族を失った。でも、父親という家族の
暖かさをようやく理解することが出来た。色々な家族の形があるなあ。それを改めて実感した。(クーラン)