夕飯

ということで今日の夕飯

  • シーフードピラフ(ピーマン・人参・玉葱・鶏肉)、ポテトサラダ、アボカドのサラダ
  • 中華風スープ(豆腐・ワカメ・えのきだけ・南瓜)  


★「相棒season11」第5回鑑賞。
〈あらすじ〉米沢(六角精児)と杉下(水谷豊)はパソコンで宝石強盗事件の防犯カメラ映像を検証する。犯人はガラスケース下に
時限装置付発煙装置を仕掛け、煙が発生している間に3億円相当のダイヤを持ち去ったという。杉下は煙の流れからあることに気づく。
甲斐(成宮寛貴)は交番勤務の頃に知り合った女子高生に呼び出される。階段から転落した男(加藤晴彦)を救助したのだが、
階段上に不審な人物を目撃したという。誰かに突き落とされたと思われるが、転落した本人は階段を踏み外したと証言しているという。


転落した男は「滝浪正輝」と名乗るが、その名前を持つ者はもう一人存在していた。ミステリーとして、なんだかワクワクする
始まりで、転落した男と宝石強盗事件が繋がっていくストーリー展開に、思わず身を乗り出してしまった。
杉下が言うように「自分が自分である事を証明するというのは、案外難しい」というのは、なるほど事実かもしれない。
転落した男は、本物の「滝浪正輝」だった。彼は、数年前、生活苦から犯罪者に身分を売っていたのだ。
その場しのぎの金を手にする為に「名前」を売るが、真面目に生きようとした時、本当の「名前」を取り戻そうとする。
貧困から「名前」を売った男が、老人ではなく、まだまだ余力がありそうな若い男というところに驚くが、世相を反映して
いると思う。滝浪は決して悪い人間ではない。しかし、真面目に生きようとしていたのに、ラクに大金が手に入る話を耳にすると、
そちらに簡単に舵を切る。愛する女を泣かせ、警察のお世話にならなければ、性根は治らなかったのかと思うと、なんとも
情けなく、切ない思いが残る。加藤晴彦が演じていたが、いかにも軽い気持ちで「名前」を売りそうな、場当たり的に生きている
男に見えて、リアリティがあった。(クーラン)