休日

この日は、オットが昼過ぎまで寝ていたので出かけないと思っていたのだが、起きると「八重洲で5時開始の映画を観る」と騒ぎだす。
かなりイラッとしたが、その日しか上映しないので慌てて支度をして観に行った。
映画終了後、通りすがった「四川料理 重慶府」というお店で食事。
ということで今日の夕飯

ピータン豆腐、砂肝の香和え物   オットはビール、私はすだち酎できめる
豆腐にかかってる緑のソースが丁度いい塩気で美味しかった。

はるまき、自家製点心かぼちゃ平餅  かぼちゃ餅は甘め

黒酢焼そば 黒酢風味の焼きそばって初めて食べたけど美味しかった。さっぱりしていて夏にはちょうどいいかも。
そういえば、「四川料理」なのに辛いの頼まなかったな。今度行ったら頼もう。


東京国立近代美術館フィルムセンター「ロードショーとスクリーン ブームを呼んだ外国映画」特集より
サスペリアPART2」(監督:ダリオ・アルジェント 出演:デビッド・ヘミングス、ダリア・ニコローディ、ガブリエレ・ラビア)鑑賞。
〈あらすじ〉殺人現場を目撃して異常な犯人に狙われたピアニストが、独自の調査を進めるうち、古い館の壁に塗り込められた
不気味な落書きを発見する。


サスペリア」と並ぶダリオ・アルジェントの代表作。日本では1978年9月に公開。製作されたのは1975年だが、翌年製作された
サスペリア」が、日本では先行して大ヒットしていた為、ストーリー的には「サスペリア」と何の関連もないのに、
「PART2」のタイトルで封切られた。「約束です!決してひとりでは見ないで下さい・・・」っていうキャッチコピー、
当時流行ってたような気がする。


サスペリア」は観ているが「PART2」は初見。「どうなの?」という思いで観に行ったが、とても面白かった。
インパクト・強烈な美意識に裏打ちされた映像の点では、正直「サスペリア」の方が上回っていると思うが、
映画としての完成度で言えば「PART2」も負けてはいないと感じた。
冒頭、ヒッチコックへのオマージュ的な映像から始まり、思わず掴まれてしまう。
次作の「サスペリア」の予兆を感じさせる映像美も、そこかしこに顕在していて、観ていて思わず溜息が漏れた。
ショックシーンだけではない、この監督ならではの奇妙な映像感覚が漂っているところが素晴らしい。
脚本は意外性があったと思う。私などは、作中、犯人の特徴が何度もあげられているにも関わらず、全く気付かなかった。
スリードを誘うキャラクター描写もあるし、主人公以外の登場人物全てがヤバめに見える演出も含め、計算されていると感じる。
多少の突っ込みどころはあるが、サスペンス映画として、筋道を通そうという意志が感じられて、それが嬉しかった。
とにかく、後を引くような恐怖の演出がホントにスゴい。わかっちゃいるけど、観ていて唸ってしまった。
こういう感覚は、最近の映画では味わえないと思う。表現しようとするレベルが違いすぎる。
お馴染み「ゴプリン」の音楽は、やっぱり凄かった(笑)!映画を盛り上げるのに、一役も二役も買っていた。
殆ど効果音だったんじゃないかと思うくらいにハマってたわ。面白かった!苦労して観た甲斐がありました!(クーラン)