夕飯

ということで今日の夕飯

  • 鮭のムニエル(ルッコラのサラダ付け合せ)
  • 油揚げと韮の卵とじ(しめじ・人参・長葱)
  • アボカドのグリル
  • ワカメ・長芋・大根の味噌汁


★「リーガル・ハイ」初回鑑賞<あらすじ>天才弁護士・古美門(堺雅人)と新人弁護士・黛(新垣結衣)の奮闘を描く。
黛は殺人容疑の青年・坪倉(中村蒼)を弁護するも敗訴。法律事務所所長・三木(生瀬勝久)に控訴を願い出るが却下される
坪倉の無実を証明したい黛は、三木の秘書・沢地(小池栄子)の紹介で勝率10割の弁護士・古美門に協力を求める。


個人的に堺さんの演技に好感を持っているのだが、もっと実力を発揮出来る役があるのではないかと、密かに感じていた。
ついにその役が巡ってきたような気がする(笑)。演じる古美門は、金の亡者で「勝った者が正義」が信条の弁護士。
敵対する検察・弁護士を徹底的に論破して打ちのめすので、法曹界の嫌われ者となっている。毒舌をまくし立てる古美門の
イラッとくる口調、イラッとくる表情、イラッとくる笑い方には爆笑。こんなに早口で喋る堺さんを初めて見た(笑)。
裁判シーンは声が通って聞き取りやすく、法廷ドラマに向いていると感じた。
対する黛は、弱者救済の理想に燃える熱血弁護士。困っている人を見逃せず融通が利かないので、苦労を背負いこむ黛を、
新垣さんが明るく元気に演じる。「弁護をしろ」と騒ぐ黛を黙らせる為、古美門が口に押し込んできたオムレツを、全部飲み込んで
みせる見事な食いっぷりには、激萌えした。その後のセリフが「朝食はお済みのようで!」って、かっこかわいすぎるだろ、おい(笑)。
最悪の組み合わせでバディを組んだ二人に立ちはだかる、三木と沢地コンビもキャラ立ちしていていい。
特に沢地演じる小池さんの、思わせぶりなセリフ回しがステキだった。


脚本は「鈴木先生」の古沢良太だが、今回もいちいち情報量が多い。それを巧く捌いていく脚本と演出に感心した。
二転三転する法廷の状況も面白い。また初回から、思わぬどんでん返し疑惑?も用意されていて、気合を感じる。
黛は、心優しい青年・坪倉の訴えを信じ、高額な弁護料を肩代わりまでして、彼の無実を勝ち取るが、釈放された坪倉は、
不気味な様相を漂わせる。坪倉に自白強要した刑事は、「あいつはやってる。目を見れば分かる」と言っていた。
刑事のカンは正しかったのか。自分は殺人犯を世に放ってしまったのか。悩む黛に「うぬぼれるな。我々は神ではない」と
古美門は言い放つ。「自分は何を信じればいいのか」と訴えるも、「自分で探せ!」と古美門に突き放された黛は、彼の元で
真実を見極める力を得ようと決意する。
信念を貫いて辿り着いた結果は、「真実」ではなかった(かもしれない)。という結末は、初回に持ってくるには随分重い展開だと
感じた。コメディで扱っていい題材なのか、よく分からないが、今後もこういった棘がどこかに忍びこんでいるのなら、
それをどこまで描くのかに興味が湧く。
最後の「暗黙の手順を踏む行為そのものがマナーなのだ」という黛のセリフには、スカッとした。肝に銘じたい。(クーラン)