夕飯

ということで今日の夕飯

  • ハンバーグ(ほうれん草のサラダ付け合せ)
  • がんもどきと小松菜の煮浸し(えのきだけ・人参・長葱)
  • じゃが芋と南瓜のサラダ
  • ワカメとあさりの味噌汁


★「鍵のかかった部屋」初回鑑賞。<あらすじ>防犯オタクが密室事件を解決!弁護士の純子(戸田恵梨香)は、銀行の金庫に上司・芹沢(佐藤浩市)を誤って
閉じ込めてしまう。解錠不可能と言われ途方に暮れるが、警備会社研究員・榎本(大野智)が現れ、簡単に解錠してしまう。
純子はある密室事件の謎を解いてほしいと榎本に依頼する。


全回「密室トリック」に特化した謎を扱うというメニアック(笑)な趣向に惹かれて見てみた。
実際、初回のトリックには「なるほど!」と唸ったわ。まさか、遺体が自分で○○るとは・・・(笑)!
登場人物は、やはり防犯オタクの榎本が気になる。挨拶代りの銀行金庫の開錠シーンは演出もキマッて、ツカミはそこそこ
OKだったと思う。興味のあること(つまり鍵)については、「わかりませんか? わかりませんか?」と畳み込むように喋り続ける様子は、
いかにもオタク(笑)。もう少しだけあざとくやってもいいかもしれない。防犯グッズや鍵の知識、防犯オタクならではの変人ぶりを
もっと見てみたい。大野さんの役作りはさすがだが、セリフ回しが若干早めな感じがする。せっかく防犯オタクの知識を
披露するのだから、聞き取れないんじゃもったいない。全部聞きたい、全部。
しかし、「密室の謎は解くが、犯人には全く興味を示さない」という榎本のスタンスが、最後に分かった時には、さすがに
その「防犯オタク」的思考回路に唖然とした。
そんな榎本に、密室トリックの解明を咄嗟に頼み込む青砥は、真面目で誠実だけど、どこか世間ズレした若手弁護士。
こういうタイプの人物は周囲に巻き込まれるように見えて、実際は巻き込む側なのではないかと思う。
戸田さんは、「SPEC」から一転、ドジッコを面白く演じていて好感を持った。
そして、榎本と青砥に振り回される芹沢は、クライアントに対する外面だけは良い拝金主義の企業弁護士。
原作にはないキャラクターということだが、佐藤浩市が、この役を鼻持ちならないけど、どこか憎めない男として、自由に
ふくらまし、楽しんで演じているように見えた。「佐藤浩市の演技が笑える」という点が、今回一番の発見だったかも。
基本的に、密室の謎解きは、動きが少なく推理を語り合うだけになって、単調な画面になる惧れがある。
芹沢というキャラクターを置くことで、少しでも動きのある画面作りが出来るようになるのではないかと思う。
初回は拡大版だったせいか、もたつきを感じる部分もあったが、3人の動きがガッチリハマってくれば、もっともっと
面白くなりそう。(クーラン)