「13日の金曜」だった。

もちろんオットは呑み会。私も一人酒した。
ということで今日のつまみ

  • 炒り豆腐(昨日の残り)
  • 竹輪と長芋のポン酢ジュレ和え(昨日の残り)
  • 温奴  焼酎「JAPAN」できめる 


ジャケ買いです。瓶の後ろ側に雷神の絵をプリントしてあって、前面はその雷神を見る為に一部分がクリアになってます。
コレ、前に呑んだことがあるなあ。その時は、富士山だったような・・・。


★「LUPIN the Third〜峰不二子という女〜」第2回鑑賞。<あらすじ>高級カジノで、不二子(CV:沢城みゆき)は未亡人・チッチョリーナ(CV:田中敦子)との賭けに負ける。
チッチョリーナは賭けに勝った見返りとして、不二子に「ある男の銃を盗み出し、その最後を見届ける」という依頼を。
ある男とは、裏社会で怖れられる早撃ち0.3秒の天才ガンマン。かつてチッチョリーナの夫も殺害したという次元大介
(CV:小林清志) 。不二子は銃を狙い次元に近づくが……。


不二子と孤高のガンマン・次元大介の初めて邂逅のエピソードが描かれる。
次元がルパンと出会う前、殺し屋家業をしていた時、既に不二子と出会っていたという設定に、ちょっと興奮した。
そして再新作は、ルパン不在の回もあるということに驚いた。
次元の人と成りを語る時、女を絡ませたエピソードを持ってくるというところが、よく分かっていると思う。
女嫌いと言いながらも、女に優しい次元に、女が絡んでくると、大抵次元は酷い目に合わされる(だから、女嫌いになった)。
その中でも、このチッチョリーナは一番タチが悪い女だと思う。
マフィアのボスの夫に愛され、贅をつくした暮らしをしていても、情緒不安定で自殺未遂を繰り返すチッチョリーナ。命を助けた
次元を詰るチッチョリーナに彼は言う。「あんたは死にたがってはいない。あんたの中に希望のかけらが見えたから、俺は助けた」 
程なく恋に落ちる二人。しかし、誤って夫を殺したチッチョリーナの罪を被り、次元は姿を消す。ところが、それは彼女の罠だった。
数年後、不二子におびき寄せられた次元は、チッチョリーナと銃を向けあう。「殺したいと思う女に出会ったのは初めてだ」
と呟く次元。しかし、銃を撃ったのは次元だけ。チッチョリーナの銃に弾は込められていなかった。
「最初は騙すつもりだったけれど、あなたはいつしか私の希望になった。あなたが去ってしまってからの私はもぬけのからだった」
最初から、彼女は死ぬつもりだった。次元がチッチョリーナの元を去ったのは、彼女の為に罪を被ったから。
しかし、それは結果的に、彼女から希望を消し去った。
次元がチッチョリーナを撃てたのは、心から殺したいと思ったから。そして、今度こそ、彼女は本当に死にたいと願っていたからだ。
その望みを愛する男に殺されることで果たそうとする女の心を、「俺には分からない」と呟く次元。私にも分からない。
ていうか、なんて残酷な女だと思う。死ぬまで消えない疵を男の心に刻みつけた。死ぬのは構わないが、絶対に忘れてほしくは
なかったのかもしれない。おかげで、次元は益々女嫌いになってしまいましたとさ(笑)。そういうことだったのね。


チッチョリーナが、不二子に依頼していた「最後を見届けること」とは、彼女自身のことだった。それを果たした不二子は
「彼女は過去に殺された。私はどんな過去が追ってきても、逃げ延びてみせる」と呟く。人を蝕むほどの過去とは何なのだろう。
「それほどまでに深く誰かを愛していた」という事実なのかもしれない。不二子の「過去」も描かれるのだろうか。大いに気になる。
(クーラン)