休日

休日だが、オットは新しい職場で、早速休日出勤。でも早めに終わって日中のうちに帰宅。
夕飯は、オットの希望で「sozai食堂10」にて軽く呑む。
ということで今日のつまみ

サラダ、オープンサンド盛り合わせ

シーザーサラダ、牛すじ黒カレーマスカルポーネとメイプルシロップのディップ
オットはヒューガルデン・ホワイト、私は白ワインできめる。
コチラのお店は何回か利用したことがあるけど、夜来たのは初めて。

最近、リニューアルしたばかりだそうで、メニューもアルコールも増えていて、ウレシイ。
オットは、お店の方に、ヒューガルデンの美味しいグラスの注ぎかたを教えてもらっていた(笑)。


★「SPEC〜翔〜」鑑賞。<あらすじ>あれから1年、療養で警視庁を休職中だった瀬文(加瀬亮)がミショウに戻る。白昼堂々、銃撃事件が発生。被害者の
中に、あのサトリ(真野恵里菜)も含まれていた。当麻(戸田恵梨香)達は、唯一の生存者・久遠望(谷村美月)から、犯人が
瞬間移動を使っていたことを聞く。ニノマエの犯行を疑う瀬文とニノマエは死んでいると確信を持って主張する当麻は対立。
瀬文は1年前の決戦以来当麻に抱いていた不信感をぶつけるが、やがて、彼女の左腕に関する謎を知ることとなる


久しぶりのSPEC。コレの出来ばえによって、映画版を見に行くか否かを決めるつもりだったのだが、やっぱり面白かった!
おそらく映画版も見に行くと思う。
今回の最大のサプライズは、当麻のSPEC。それは、死んだスペックホルダーとつながる能力だった。死者と繋がることによって
その者が持つSPECを使用させることが出来る。他者の能力が使用できるのと同じことだと思う。
そして、当麻のSPECに近いものとして、久遠望を登場させる。彼女のSPECはコレクション。DNAを取り込むとその者のSPECが
使えるようになる。両者のSPECのメリットは同じことのように思えるが、その内容は似て非なるものに感じた。
当麻のSPECは死者自身を召喚する能力。死者にその意志が無ければ当麻に力を貸すことはない。
その点、久遠のSPECは、DNAを取り込むという条件さえ満たせば、他者の能力を使える。そこに、オリジナルの意志があろうが
なかろうが関係ない。それが、久遠暴走の要因となったような気がする。SPECをコレクションすると、オリジナルを殺害していく久遠。
結局、SPECは使用するものによって、救いともなるし、災いともなる。いや、スペックホルダーにとっては、我を忘れさせる
麻薬のようなもの。開けてはならないパンドラの箱なのだ。


「他者の能力が使用できる力」というのは、「TIGER&BUNNY」で西田征史も書いていた。こちらは「能力をコピーできる力」なのだが、
それはいわゆる「書き換え」だった。能力をコピー出来ても、その度に書き換えられるので、書き換える以前の能力は使用出来ない。
ところが、似たような能力でも、「SPEC」では「コレクション」であり、幾つでも集められる。脚本は西荻弓絵さんだが、
ここに女性ならではの強欲さを感じ、また同じ女としても、そちらの方が面白いと感じてしまうのが複雑。
しかも、オリジナルを殺害する動機が「私と同じ能力を持ってるヤツが他にいるなんてキモチワルイ!」ときた。
こういう感覚は西荻さんにしか書けないものではないかと感じる


けれど、自らのSPECの能力を消すように海野(安田顕)に依頼する当麻は「陽太(神木隆之介)に左手を切られてSPECを
失ったけれど、逆に豊かになった。それは現実に引き戻してくれた未詳の仲間に出会えたからだ」と言う。
SPECを持っている時と持たざる時を経験して、その上で「持たざる時間」を選ぶに至る当麻の心の変遷が、ドラマ本編と
この「翔」の重要なテーマでもあったのだ。そのことに今更ながら気がついた。
左手の感覚ごとSPECを失くし、「痛くもかゆくも無い。ただの肉になっちゃった。瀬文さんの手も熱くも冷たくもない」と泣く
当麻の左手を握り、「お前の手は温かいよ」と答える瀬文。このセリフは「ケイゾク」の時は書けなかったんじゃないかと感じる。
謎が謎を呼び、最後まで興味をひく展開で、しかもあんなところで終わってしまったので、ギリギリしております。
津田助広(椎名桔平)の目的も不明だし。これは映画をみなければおさまりそうもないだろうなあ。


ところで、今回「御前会議?」とかいう人達が出てきて、真っ暗な部屋で「ファティマ第3の予言とは、このことだ」とか
言ってたけど、あれって戸田恵子さんと山寺宏一さんと、あと一人は平田広明さんでしたよね。
平田さんと言えば、「TIGER&BUNNY」で主人公のワイルドタイガーを演じた方。どうせなら、もう少しセリフを増やして、
虎徹っぽく語ってほしかったけど、無理だろうな(笑)。(クーラン)